《石川編》
“漆と和紙と畳の調和”をコンセプトに、能登の素朴な風情と輪島の漆の家具や小物を配置。輪島らしい寛ぎと癒しの空間を創造する宿である。館内は全館畳廊下なので、和の趣深さと上質な空間が随所に広がる。2011年6月に世界農業遺産に認定された能登の里山・里海で育まれた四季折々の味覚は、創作会席「能登味彩」として味わえる。料理は地元輪島塗の器に盛られ、風味だけでなく、その華やかさに旅人の五感は刺激を受けるだろう。ゆるやかな時と優雅なもてなしを隅々まで堪能したい。
旅の目的は人それぞれですが、食事が目当ての旅も楽しいですね。鱧やカニなど、その時季に旬を迎える魚介や、筍や松茸などの山の幸など、その土地でいただく名物の旬の味覚は、ほかでは得難いものです。また、熟練の料理人が腕を振るった見た目も美しい会席料理や、名シェフが素材からこだわって仕上げた芸術品のようなひと皿など、一度は食べてみたいと思う料理はたくさん。プライベートな空間で、そんな美食を存分に堪能しましょう。