《長野編》
露天風呂では「真湯」が掛け流しで堪能できる。“霊泉真湯”の名でも呼ばれる泉質に優れた湯で、気温や地温により乳白色・エメラルドグリーン・無色透明などさまざまな色に変化する。内湯では、無色透明で硫黄のにおいが強い「麻釜(おがま)」の湯を循環式で用意。噴火口から100度近い高温で湧き出る「麻釜」は野沢温泉のシンボル的存在だ。宿のもてなしは“目の前にいるひとりのお客さまにいま出来ることをする”をモットーにしているそうで、細かい心配りと優しさに寛ぐことができる。
近年人気が高まる女性のひとり旅。“おひとりさま歓迎”の宿やプランも増えています。お風呂に入る時間も、回数も、同行者を気にする必要がなく、一切を自分の好きなように決められる気ままさは、このうえない開放感ですね。全室離れの客室や、客室数が少ない宿などで、ひとり、静寂の湯浴みの時間を堪能しましょう。温泉に浸かる合間に、エステで自分磨きをしたり、バーのある宿ではゆっくりグラスを傾けたりするのもいいですね。