《九州編》
熊本県の一級河川球磨川のほとりに佇む「旅館 翠嵐楼」が、2020年7月豪雨での被災から復活した。人吉温泉発祥の湯処であり、1910年から湧出する源泉を守る、豊かな源泉掛け流しが自慢の美しい宿だ。2023年2月に全室がリニューアルされ、半露天風呂付きの客室も誕生。好きな時に好きなだけ湯浴みを堪能できる。館内のどこからでも刻々と変化する大自然を愉しめ癒やされるだろう。料理長は地産地消と旬にこだわり、旅先でこそ味わえる料理を提供。温泉旅館ならではの寛ぎを満喫できる。
100の地域があれば、100通り以上もの味わいがある郷土料理やご当地グルメ。その土地の気候・風土に育まれた地元特産の食材を使い、そこに住む人々が生活のなかで大事に受け継いできた伝統の調理法で提供される料理の味は、旅の思い出とともに舌と胃袋に深く刻まれます。また、旅先で一度は食べてみたいご当地グルメや名物料理などを、夕・朝食のバイキングなどでラインアップしている宿も多いので、ぜひチェックしてみましょう。
大分県・久住山系のふもとに広がる自然豊かな約3万坪の敷地に、茅葺き屋根の母屋を中心にして、旅籠長屋タイプの客室と一戸建ての離れが点在する宿房。地産地消の食材を使った料理が大きな魅力になっており、渓流の宝石といわれるエノハ(ヤマメ)や「おおいた豊後牛」をはじめとする地物、季節ごとの旬の山の幸、自家菜園の地野菜やハーブ、平飼い卵などを使った創作料理を楽しめる。ソムリエが厳選したワインを常時50種類以上、約500本用意。好みに合わせて、食事との最良のペアリングをソムリエがアドバイスしてくれる。