【全国】日本国内で海外気分を味わえる旅行プラン21選

更新日:2024/05/06

【全国】日本国内で海外気分を味わえる旅行プラン21選

コロナ渦や円安の影響で渡航が難しい期間が続く近年。バケーションは海外旅行だったという方も、身近に楽しめる国内旅行に目を向ける方も増えたのではないでしょうか? 日本には、海外の有名スポットを彷彿とさせる風景が数多く存在しています。今回は、国内に居ながら海外旅行気分を味わえる、おすすめの旅行プラン21選をご紹介。まるで海外にいるかのような大自然の風景や、異国情緒あふれる絶景など、非日常に出会える場所が満載です。「海外はまだちょっと……」と感じている方は、ぜひ訪れてみてください!

海外に行きづらい今だからこそ国内旅行をしよう

世界的な円安に加えて物価の上昇、まだまだ油断できないコロナの影響など、さまざまな理由で海外旅行を控えている方は多いでしょう。また、小さなお子さん連れだと、場所によってはなかなか海外を訪れることは難しいかもしれません。国内には、訪れたことのない魅力的なスポットがまだまだたくさんあるはずです。国内なら海外旅行より費用を抑えられ、さまざまな場所に立ち寄ることも可能。海外に行きづらい昨今だからこそ、日本の伝統的な風景と海外が融合したスポットを巡ってみませんか?

まるで海外のような日本の名所①ナイアガラの滝(アメリカ・カナダ)

アメリカとカナダの国境沿いにある世界最大級の滝「ナイアガラの滝」。アフリカの「ビクトリアの滝」、南米の「イグアスの滝」と並ぶ「世界三大瀑布」のひとつです。滝壷に流れ落ちるダイナミックな水しぶきを、写真や映像で見たことがある方も多いのではないでしょうか? まずは、ナイアガラの滝を訪れた気分が味わえる旅行プランを5つご紹介します。

➀【鹿児島県・曽木の滝】鹿児島県で“東洋のナイアガラ”と湯浴みも満喫する夫婦旅

夫婦で海外気分に浸りながらゆっくりと鹿児島旅をしたい方には、こちらのプランがおすすめです。「曽木(そぎ)の滝」は、鹿児島県伊佐市南部を流れる幅約210m・高さ約12mという壮大なスケールの名瀑。“東洋のナイアガラ“と称される日本最大級の豪快な水流と轟音は、訪れた方々を圧倒し、さながら海外にいるかのような気分を味わえるでしょう。滝一帯は自然公園となっており、春には桜やツツジなど、四季折々の景色を楽しめます。季節を通してさまざまな表情を見せてくれるので、何度でも足を運びたくなる北薩摩の人気の観光スポットです。壮大な景色を堪能した後は、「離れのある囲炉裏温泉旅館 早水荘(はやみずそう)」で鹿児島の郷土料理を味わったり、「日本の星空百選」に選ばれた星空を眺めながら、温泉を満喫してみては?

②【群馬県・吹割の滝】ナイアガラの滝さながらの景勝地でパワーチャージするカップル旅

自然を満喫しながらアクティブなカップル旅をしたいなら、尾瀬エリアを訪れるこちらのプランはいかが? “東洋のナイアガラ”と名高い「吹割(ふきわれ)の滝」は、川床の岩盤が浸食されたことで割れ目が生じ、巨大な岩が“吹き割る”ように見えることが名前の由来です。国の天然記念物、「日本の滝百選」にも選定されており、豪快に水しぶきを散らしてとどろく滝は、多くの観光客を魅了しています。滝の周辺には、約1時間で一周できる遊歩道も整備されているので、マイナスイオンを浴びながら散策してみるのもおすすめです。下流部には「鱒飛(ますとび)の滝」、「般若岩(はんにゃいわ)」、水の勢いによって掘り下げられた穴「甌穴(おうけつ)」など、見どころも満載。旅の締めくくりは、人気のパワースポットである「五徳山 水澤寺 観音堂」を参拝し、身も心も癒やされてみるのもいいですね。

③【大分県・原尻の滝】ナイアガラの滝を思わせる自然が生んだ奇跡の滝を訪れるデートコース

大分のジオパークで、大自然を満喫できるデートコースを巡りましょう。こちらのプランでは「あっきらきら農園」でいちご狩りを楽しんだ後、ナイアガラの滝を彷彿とさせる「原尻の滝」へ訪れます。幅約120m・高さ約20mを誇り、約9万年前に発生した阿蘇山大噴火の大火砕流によって突如出現した“奇跡の滝”といわれています。滝の前にかかる吊り橋は、正面からの滝が望める絶好のビューポイント! 滝上から滝壷を見下ろせる散歩道は、さまざまな角度から滝を鑑賞でき、崖のふちまで近づけるためスリル満点です。柵がないため、歩く際は十分にご注意を。車で滝に近づけるので、年配の方や小さなお子さんと一緒でも気軽に迫力の景色を堪能できます。散策後は、世界でも珍しい水中鍾乳洞「稲積水中鍾乳洞」も併せて観光するのがおすすめです。

④【愛知県・蔦の渕】竜宮伝説の残る“奥三河のナイアガラ”で神秘的な滝を巡るプラン

冒険心を掻き立てられる旅行をしたい方には、愛知県北東部・奥三河で登山も楽しめるこちらのプランがおすすめです。“奥三河のナイアガラ”の愛称で親しまれている「蔦の渕(つたのふち)」は、大地瀬川(おおちせがわ)にかかる落差約10m・幅約70mの大滝です。蔦の渕には竜神伝説が残っており、滝壷は竜宮城へ繋がっているという言い伝えも。日帰り温泉施設「とうえい温泉 花まつりの湯」の裏手にある展望台からは、滝を間近で見られる迫力満点のスポットがあります。自然が創り上げた雄大な佇まいと、竜宮伝説の残る神秘的な雰囲気を肌で感じられるでしょう。周辺には奥三河の名峰・三ツ瀬明神山(みょうじんさん)があるので、登山にチャレンジしてみてもいいかも。絶景の登山道や季節ごとの美しい景色など、登山初心者でも楽しめる景観美が満載ですよ。

⑤【富山県・宮島峡】“小さなナイアガラ”を体感!子連れで海外気分が味わえる旅

「お子さんに海外気分を感じさせてあげたい!」という方は、富山県小矢部市を訪れるこちらのプランがおすすめ。「道の駅 メルヘンおやべ」でランチをした後、清流の里として親しまれている「宮島峡」を訪れます。「一の滝」「二の滝」「別所滝」など、さまざまな滝が並ぶ様は、まるで“小さなナイアガラ”のよう。県の天然記念物である一の滝の滝壷にある「ポットホール(甌穴)」と呼ばれる大小の穴をはじめ、人魚の像やブロンズ製のビーナス像など、見どころがたくさん! 春は雪解け水によって水量が増えるため、ダイナミックな滝の姿が見られますよ。四季を通してさまざまな景色を見せてくれる、美しい水のカーテンを存分に堪能しましょう。

まるで海外のような日本の名所②ウユニ塩湖(ボリビア)

南米ボリビア西部の都市・ウユニから車で1時間ほどの場所にある塩の大地「ウユニ塩湖」。標高約3,700mと、富士山と同じくらいの高さにあり、岐阜県とほぼ同じサイズという広大さを誇ります。雨季には塩湖に雨水がたまり、まるで鏡のように湖面に空が映し出される“天空の鏡”のような、神秘的で不思議な光景が見られることで有名。次は、国内でウユニ塩湖を彷彿とさせるスポットを巡る旅行プランを4つご紹介しましょう。

➀【香川県・父母ヶ浜海岸】“香川のウユニ塩湖”で神秘的な「天空の鏡」を巡るドライブ旅

「四国でウユニ塩湖を見たい」という方におすすめなのは、こちらのプランです。「父母ヶ浜(ちちぶがはま)海岸」は、香川県三豊市に位置する約1kmを誇るロングビーチ。SNS映えする写真が撮影できると、フォトスポットとしても大人気のビーチです。ウユニ塩湖で見られる“天空の鏡”のような絶景を見たいのなら、干潮時の夕暮れで風のない時間帯が狙いめ。三豊市観光交流局の公式HPには、海岸で絶景が見られる“見頃カレンダー”や写真撮影のコツが掲載されているので、訪れる前に要チェック! 神秘的な光景を目に焼き付けた後は、こんぴらさん(金刀比羅宮)の門前で栄えてきた温泉宿「ことひら温泉 琴参閣」で、旅の疲れを癒やしましょう。

②【千葉県・江川海岸】“千葉のウユニ塩湖”で幻想的な海中電柱を巡るプラン

千葉の温泉宿でのんびり過ごす旅で、海外気分を満喫してみませんか? こちらのプランでは、自家源泉の湯を誇る「安房温泉 紀伊乃国屋」に宿泊した翌日、サーフィンスクール「UMI to YAMA」で足漕ぎSUPを体験し、“千葉のウユニ塩湖”といわれる「江川海岸」を訪れます。東京湾に残された唯一の自然干潟が形成された海岸で、潮干狩り場としても人気のエリアです。満潮時には、海岸から沖合にかけて海の中に電柱が並ぶ不思議な光景が見られます。夕日が沈んだ後には、対岸にそびえ立つ工場地帯の灯りも相まって幻想的でロマンチックな絶景に。潮が満ちた風のない朝と夕方には“天空の鏡”になることもあり、ボリビアのウユニ塩湖を彷彿とさせます。

③【愛知県・ガマニ塩湖】“愛知のウユニ塩湖”で浮島のリフレクション写真を楽しむ旅

フォトジェニックな穴場エリアで海外の風を感じたい方は、こちらのプランがおすすめです。愛知県蒲郡市(がまごおりし)のシンボル・竹島の近くに位置する「ガマニ塩湖」では、ボリビアのウユニ塩湖のようなリフレクション写真が撮影できるとSNSやメディアでも話題。竹島に渡る橋の近くにある大理石のモニュメントを鏡面として使えば、まるで島が浮かんでいるかのような写真に! カメラのレンズを大理石に近づけ、竹島が画面の右側に来るアングルにするのがおすすめです。レンズが大理石に近い方がより水面の映り込みに見えやすいため、スマホのカメラがベスト。特に雲が適度に広がっている日はファンタジックで、より一層ウユニ湖感を味わえるでしょう。幻想的な写真を撮影した後は竹島に渡り、島全域を神域とする「八百富(やおとみ)神社」へ参拝してパワーチャージをしてみては?

④【和歌山県・天神崎】映え写真が撮れる!天神崎で“日本のウユニ塩湖”に出合う旅

写真提供:田辺市観光振興課

和歌山県で“天空の鏡現象”に出合えるこちらのプランはいかがでしょうか? 「元嶋(もとしま)神社」で海に浮かぶ神秘的な鳥居を眺めた後は、美しい海辺が広がる「天神崎」へ。こちらは、「大切な自然環境を地元の人々が守っていく」という理念を掲げる“ナショナルトラスト運動”の先駆けとしても有名です。平らな岩礁が広がる岬は、市街地に隣接しているとは思えないほど豊かな自然が残っているのが特徴。引き潮のタイミングで潮位が150~140cmほどになると、岩礁に貯まった水面が反射して、ウユニ塩湖の天空の鏡のような絶景を望めます。できるだけ天気が良く風のない夕方から日没後の時間帯を選ぶと、より美しい鏡張り現象を見られるでしょう。夜は、老舗の関西寿司が味わえる「浪花寿し」で創業当時から変わらぬ絶品寿司を堪能し、旅を締めくくります。

まるで海外のような日本の名所③マチュピチュ(ペルー)

「マチュピチュ」は、南米ペルーのアンデス山脈に位置するインカ帝国の古代遺跡。標高約2,450mの尾根に存在する“空中都市”と称されています。なぜ高地の断崖絶壁に建築されたかについてはさまざまな説があり、今でも数多くの謎を残している空中巨大遺跡です。訪れるにはハードルの高いマチュピチュですが、ここでは、国内で気軽にマチュピチュを訪れた気分を味わえるプランを3つご紹介します。

➀【大分県・西椎屋地区】“宇佐のマチュピチュ”で古代遺跡に思いを馳せる旅

大分の里山でマチュピチュに出合う旅をしたいなら、こちらのプランがおすすめ。大分県宇佐市にある西椎屋(にししいや)地区は、円錐形の山を背景に棚田と集落が並ぶ山間の絶景スポット。その光景がマチュピチュに似ていると話題になり、今では“宇佐のマチュピチュ”とも呼ばれ、全国的にも注目されています。さらに2016(平成28)年には「宇佐のマチュピチュ展望所」がオープンし、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。展望所の隣にはインカ帝国をイメージした、通称“王様の椅子”と、自撮りできるカメラスタンドも設置されているので、マチュピチュを訪れたつもりで記念撮影してみてはいかが? 古代遺跡に思いを馳せた後は、杜のワイナリー「安心院葡萄工房」で旅の思い出にワインを購入するのもいいですね。

②【愛媛県・東平】産業遺産×自然が生みだす“東洋のマチュピチュ”へきままな一人旅

「一人でふらっと海外を感じたい! 」と思っている方には、こんなプランはいかがでしょうか? 愛媛県の「東平(とうなる)」地区には、かつてこの地で栄えた別子(べっし)銅山の産業遺産群があります。標高約750mの山中に重厚な石垣や煉瓦造りの遺構が突然現れることから“東洋のマチュピチュ”と称され、多くの観光客が訪れています。産業遺跡と自然が調和した東平は、晴れた日には新居浜市街や瀬戸内海の眺望が広がる絶景地。自家用車で訪れることもできますが、道幅が狭いため「マイントピア別子」から発着の定期観光バスツアーの利用がおすすめです。東洋のマチュピチュを見学してお腹が空いたら、地元で人気の焼き肉店「焼肉 生粋 新居浜本店」でお肉を堪能しましょう。

※東平ゾーンは、2024年2月29日まで市道が冬季通行止めのため見学できません。詳細は公式HPなどでご確認ください。

③【兵庫県・竹田城跡】夫婦で海外旅行気分♪天空に浮かぶ“日本のマチュピチュ”を訪れるプラン

夫婦で海外旅行気分に浸りたい方は、こちらのプランがおすすめです。「人生で一度は訪れてみたい場所」でも上位に挙げられる兵庫県の「竹田城跡」で、天空の世界を味わう旅です。標高約353.7mの古城山の頂に築かれた天空の城は、雲海に浮かび上がる幻想的な姿から、“日本のマチュピチュ”ともいわれています。

別名「虎臥城(とらふすじょう)」とも呼ばれる城は、「日本100名城」に選ばれた由緒ある名城。「せっかくなら雲海に浮かぶ竹田城跡を見てマチュピチュを感じたい! 」という方は、9月下旬から3月中旬の早朝に訪れるのがおすすめです(ただし、1月4日~2月末までは冬季休業のため閉山)。さらに、早朝と日中の気温差が10度以上で風が少なく、湿度が高いことなど、さまざまな条件が重なって見られる大変貴重な光景なのだとか。山頂までは登山になるため歩きやすい靴が基本。また整備されていない道もあることから懐中電灯が必須です。雲海に浮かぶ竹田城跡が見られた方は、かなりの強運かも!?

まるで海外のような日本の名所④青の洞窟(イタリア)

南イタリアで有名な観光スポットのひとつである、ナポリ・カプリ島の「青の洞窟」。断崖絶壁に開いたわずかな入り口から中に入ると、水面から放たれた深い青色の輝きが洞窟内を包む神秘的な空間が広がります。この幻想的な景色を日本でも見られる場所があります。次は、国内で青の洞窟を彷彿とさせる場所を巡るプランを2つご紹介します。

➀【沖縄県・真栄田岬】沖縄で青の洞窟に感動!神秘的な“ケラマブルー”に出合う旅

沖縄で、開放的な地中海を感じさせる“ケラマブルー”の海を満喫しませんか? ケラマブルーとは、慶良間諸島周辺に広がる世界屈指の美しい海色のこと。沖縄県北部・恩納村にある「真栄田岬(まえだみさき)」は、そんな美しいブルーに染まる東シナ海を一望できる絶景スポットとして有名です。真栄田岬の崖下にある洞窟は、内部に差し込む太陽光の反射により海面が青色に輝くことから、イタリア・カプリ島の洞窟と同じように「青の洞窟」と呼ばれています。ダイビングやシュノーケルの人気スポットで、自然が作り出した神秘的な美しさは感動的。海に入らない方も、展望台から海外にいるかのようなきれいな海が見られますよ。沖縄の海に癒やされた後は、逆に昭和レトロな雰囲気が漂う「栄町市場」を散策して、古き良き日本に触れてみては?

②【静岡県・天窓洞】神秘的な光が差し込む青の洞窟を遊覧船で巡る非日常プラン

日常を忘れて、はるか遠くの海外のような美しい景色を満喫したいと思うことはありませんか? 西伊豆の「天窓洞(てんそうどう)」は、白い凝灰岩でできた洞窟。その地下に蜂の巣のようにできた海蝕トンネル内の洞窟内部を、遊覧船やクルーズ船で巡ることができます。洞窟中央の天井が抜け落ちた天窓まで進むと、上から差し込んだ光の帯が暗い洞窟内まで差し込み、神秘的な光景に。その息を呑むような美しさが、別名・青の洞窟と呼ばれる所以です。堂ヶ島遊歩道コースを歩けば、上からもぽっかりと穴の開いた天窓洞の壮大さを感じられますよ。旅の締めくくりには、「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」を訪れ、深海の不思議を感じてみるのもいいですね。

まるで海外のような日本の名所⑤エーゲ海(ギリシャ)

地中海東部、ギリシャとトルコに囲まれたエーゲ海は、約2,500の島々が浮かぶ多島海。なかでもエーゲ海南部に位置する「ミコノス島」や「サントリーニ島」は、ギリシャの人気リゾート地として有名です。白と青のコントラストが美しい建物や街並みのあるこの地に、一度は訪れてみたい方も多いのではないでしょうか? そんなエーゲ海の美しさを国内で体感できるプランを2つご紹介します。

➀【和歌山県・白崎海洋公園】“日本のエーゲ海”で白と青の世界を満喫する旅

エーゲ海のようなリゾート感あふれる海を眺めながら優雅な気分で旅がしたい方には、こちらのプランがおすすめです。“日本のエーゲ海”と称される「白崎海洋公園」は、名前の通り、岬全体が白い石灰岩で覆われた公園です。展望台へ続くらせん階段を上がると目の前に絶景が広がり、白い石灰岩と青い海のコントラストが楽しめます。まるで異国に迷い込んだかのような光景は、訪れた方を圧倒するでしょう。フォトジェニックな撮影ができるので、フォトスポットとしてもおすすめですよ。絶景を心に刻んだ後には、「戸津井(とつい)鍾乳洞」でさらに神秘の世界を体感するのはいかがでしょうか?

②【広島県・耕三寺博物館(耕三寺)の彫刻庭園「未来心の丘」】まるでエーゲ海!?地中海気分を満喫できる日帰り旅

地中海気分を満喫できるプランならこちらがおすすめ。日本で唯一の水軍城「因島(いんのしま)水軍城」で歴史の重みを感じた後に、隣の生口島(いくちじま)へ渡り「耕三寺博物館(耕三寺)」を訪れます。彫刻庭園「未来心(みらいしん)の丘」へと続くエレベーターを降りると、そこは白い壁が印象的なギリシャのサントリーニ島のよう。天気がいい時は、青い空に白い大理石がより一層映えます。イタリアで採掘した大理石で作られた庭園は、「二鬼の庭」「光明の塔」「亀玉の舞台」など、見どころも満載。庭園内には、内装の細部までこだわりが詰まった「カフェ・クオーレ」もあるので、地中海の雰囲気に酔いしれながらティータイムするのもおすすめです。どこを見ても地中海を思わせる美しい景色に囲まれて、優雅なリゾート気分を存分に味わえますよ。

まるで海外のような日本の名所⑥モアイ像(チリ)

南米チリの絶海に位置するイースター島には、巨大なモアイ像が数多く存在しています。建造時期は4~5世紀と考えられていますが、どのように造られたのか、搬送されたのかなど、謎が多く残っている石像です。そんなイースター島のモアイ像が完全復刻されて、宮崎の地に建立されているのをご存じでしょうか? 次は、宮崎でモアイ像を見られるプランをご紹介しましょう。

【宮崎県・サンメッセ日南】南国宮崎で“完全復刻版のモアイ像”と自然の神秘を感じるドライブ旅

パワースポットが点在している宮崎で、ゆったりとドライブを楽しみませんか? 島全体が聖域といわれる青島に広がる「鬼の洗濯板」で自然が残した神秘を眺めたら、日本でモアイ像が見られる「サンメッセ日南」を訪れましょう。高さ約4.5mにも及ぶ巨大なモアイ像は、日本がイースター島のモアイ像を修復した功績から、世界で唯一完全復刻することを許可されて、日南の地に建立されました。7体のモアイ像には仕事運、恋愛運などそれぞれにご利益があり、自分が叶えたいパワーを持ったモアイ像に触ると運気が上がるといわれているのだそう。海外気分を味わった後は、断崖絶壁に立つ「鵜戸(うど)神宮」を訪れ、夜は「地鶏炭火焼粋仙」で宮崎グルメのチキン南蛮に舌鼓を打ちながら、ゆっくりと旅の思い出を語らうのもいいですね。

まるで海外のような日本の名所⑦チロル(オーストリア・イタリア)

オーストリアとイタリアの国境をまたぐ「チロル地方」は、3,000m級の山々や緑豊かな渓谷が広がる牧歌的な雰囲気漂うアルプスの町です。次は、長野県にある“日本のチロル”といわれる天空の山里を訪れるプランをご紹介します。

【長野県・下栗の里】“日本のチロル”に息を吞む!天空の秘境を訪ねる自転車旅

のどかな雰囲気の山里で、ヨーロッパアルプスを感じられる絶景に出合いたい方には、こちらのプランをおすすめします。長野県にある下栗(しもぐり)の里は、南アルプスから伸びた尾根にある高原の集落。標高約800~1,100mに位置し、2009(平成21)年には「にほんの里100選」に選ばれました。自然と集落が調和した姿が、オーストラリアのチロル地方と似ていることから、“日本のチロル”と呼ばれています。地元住民の手によって開設された「天空の里ビューポイント」を訪れると、突如として天空の秘境が姿を現します。傾斜面に家屋や耕地が建つ様は息を飲むような絶景。四季折々の表情を見せてくれる集落の景色は、季節の移ろいと美しさを伝えてくれるでしょう。

まるで海外のような日本の名所⑧パルテノン神殿(ギリシャ)

ギリシャの神殿群のなかでも圧倒的な存在感を放つ「パルテノン神殿」。紀元前438年に完成した重厚な神殿は、今も多くの観光客が訪れるギリシャを代表するスポットです。ここからは、パルテノン神殿を彷彿とさせる、栃木県の採石遺跡跡を巡る旅行プランをご紹介します。

【栃木県・大谷資料館】まるでパルテノン神殿!?栃木県で地下の古代遺跡に出合う女子旅

女友だちとSNSで話題のスポットを訪れてみませんか? 栃木県宇都宮市の「大谷(おおや)資料館」は、大谷石(おおやいし)の地下採掘場跡に整備された資料館です。深さ約30m・広さ約2万平方メートルを誇り、野球場ひとつがすっぽり入ってしまうほどの広さ。ところどころライトアップされたロマンチックな雰囲気は「まるで古代遺跡のよう」と、メディアやSNSでも注目されています。坑内の平均気温は約8度前後と、季節によっては寒く感じることもあるので、調整できる服装で訪れることをおすすめします。旅の最後は、車で約10分のところにある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」に立ち寄って、地元ならではのお土産を購入しましょう。

まるで海外のような日本の名所⑨モネの庭(フランス)

「モネの庭」とは、印象派の巨匠・モネが亡くなるまで暮らしていたパリ郊外・ジヴェルニーにある邸宅の庭です。庭園には、モネの代表作「睡蓮」に描かれた池や太鼓橋などが現存しており、季節ごとに色とりどりの花が咲き乱れます。ここからは、国内でフランスの田舎町を思わせるモネの庭を巡るプランをご紹介しましょう。

【高知県・モネの庭】高知で絵画の中の風景に出合う♪モネの世界にどっぷり浸れる女子旅

光と色彩の魔術師・モネの世界観に浸りたい方には、こちらのプランがおすすめです。高知県の「北川村 モネの庭 マルモッタン」は、“光の画家”クロード・モネが半生を過ごした、フランス・ジヴェルニーの邸宅の庭を再現した庭園。本家フランスとの交流を経て、それまで門外不出だったモネの庭の称号を得たのは、世界でこの庭園だけというから驚きです。「花の庭」「水の庭」「ボルディゲラの庭」の3つの庭で構成されており、4月下旬から10月下旬にかけて、水の庭にモネがこよなく愛した色とりどり睡蓮が咲き誇ります。園内にはカフェや手作りパン工房も併設されているため、庭園散策の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? モネの世界を満喫したら、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍河洞」を訪れ、夕食には「焼肉 大門」で美味しいお肉を堪能し、旅の思い出とともに帰路につきます。

まるで海外のような日本の名所⑩ブルーモスク(トルコ)

西洋と東洋の文化が融合する都市であるトルコ・イスタンブール。その歴史地区の中心エリアに位置する「スルタンアフメット・ジャーミィ」は世界で最も美しいモスクと評されています。別名“ブルーモスク”の名で親しまれ、イスタンブールを代表するスポットです。最後は東京の都心で、まるでブルーモスクのような佇まいの建物を訪れるプランをご紹介します。

【東京都・東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター】大都会でトルコのイスラム文化やアートに触れる旅行プラン

都内で異国の文化と触れ合ってみませんか? 「東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター」は、渋谷区にある日本最大規模のモスクです。イスラム教の信者以外でも気軽に見学でき、土・日・祝日には日本語ガイド付きのツアーも開催。モスクに一歩足を踏み入れると、重厚な佇まいと厳かな雰囲気に圧倒されます。天井の繊細な幾何学模様や、ステンドグラス、ターコイズブルーを基調とした鮮やかな装飾は、日本に居ながらトルコへ旅行したような気分を味わえるでしょう。礼拝堂を訪れる際には、女性はスカーフの着用や肌の露出の少ない服装など、宗教上のルールがあるので要注意。公式HPで事前にマナーを学習し、イスラム教の文化を肌で感じてみましょう。異国文化に触れた後は、都心のオアシス「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」に宿泊し、高層ビル群の都会の夜景を満喫しながら贅沢な時間を過ごします。

国内には海外気分を味わえる魅力的なスポットが盛りだくさん

今回は、日本国内で海外旅行気分を味わえるプラン21選をご紹介しました。国内には、異国情緒漂う魅力的なスポットがたくさんあります。海外の有名な名所を訪れた気分になって、自然に触れたり、非日常の景色を見たり、遺跡のような名所を見学したりすれば、癒やされること間違いなしです。海外旅行しづらい今だからこそ、国内旅行に目を向けて新しい旅行プランを開拓してみませんか?

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旅色編集部 みつい

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記事企画・監修:旅色編集部 みつい