＜上寺山　餘慶寺＞岡山県瀬戸内市で四季折々を彩る花の寺｜備前・牛窓のおすすめ観光・レジャースポットなら旅色

岡山県瀬戸内市で四季折々を彩る花の寺

「上寺山　餘慶寺」は天平勝宝元（749）年、報恩大師により開山された1270余年の歴史がある天台宗の寺。桜や蓮など四季折々の花が楽しめる境内には、「本堂（観音堂）」「薬師堂」「三重塔」「地蔵堂」「阿弥陀堂」「釈迦堂」「鐘楼」などの諸堂に加え、「恵亮院」「本乗院」「吉祥院」「定光院」「明王院」「圓乗院」の6つの支院が現存する大伽藍だ。多くの寺宝が国・県・市指定の重要文化財。「餘慶」の語源は、「積善の家、必ず餘慶あり、不積善の家、必ず餘殃あり」という「易経」の文句に由来している。

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「薬師堂」にて行われる護摩供養による祈祷

護摩供養とは、ご本尊の前に設けられた護摩壇に五穀などを供え、心身を浄めた行者が中央の炉の中に護摩木を焚く厳粛な秘法。開運招福、厄除け、病気平癒、合格祈願など、さまざまな願いを祈祷していただける。また祈ることで心を静め、安らぐこともできる。

一山一寺多院制により多様な祈願ができる

「上寺山　餘慶寺」は一山一寺多院制、神仏習合の寺で、境内には、「本堂（観音堂）」「薬師堂」「三重塔」「地蔵堂」「阿弥陀堂」「釈迦堂」「鐘楼」などの諸堂に加え、6つの院がある。厄除けや合格祈願、諸願成就といったさまざまな御利益があるとされている。

長い歴史を経て残された貴重な寺宝に触れる

国の重要文化財として「本堂（観音堂）」、県の重要文化財として「三重塔」、市の重要文化財として「鐘楼」など、多くの寺宝が指定されている。毎年10月に「寺宝展」が開催され、数多くの貴重な寺宝を拝観できる。「寺宝展」に合わせて「もみじカフェ」も開設。

一山一寺多院制・神仏習合の寺県内屈指の大伽藍を参拝できる

1270年以上の歴史と文化を有し、一山一寺多院制を現代に残す貴重な寺。霊験あらたかな仏様がお祀りされ、病気平癒や厄除けなどの祈祷を行っている。

病気平癒の御利益「千手観音立像」

藩主池田公が江戸に在勤中に重病にかかり、夢枕で観音様が「自分は備前の東向き千手観音、悩む心を祈る心に変えよ」と告げ、願をかけると病気が回復したと伝えられ、現在も病気平癒の祈願がされている。
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眼病平癒の「木造薬師如来坐像」

国指定の重要文化財「木造薬師如来坐像」は、10世紀前半頃の制作と推定されている。頭体の主要部を一材から作る一木造による像高182cmの大作。中国地方を代表する傑作として全国から拝観者が訪れる。
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疫病除けの「紅鎮石」

国指定の重要文化財「本堂（観音堂）」の前の石組みには、紅鎮石（こうてんせき）という赤い石がある。古来赤い色には疫病除けの力があるとされており、御利益をいただけると伝えられている。
夢が叶うといわれる「夢咲く地蔵」

1815（文化12）年に完成され、岡山県指定の重要文化財に指定されている「三重塔」。その前に祀られる「夢咲く地蔵」は、頭をなでてお参りすると夢が叶うと伝えられており、多くの参拝者が訪れている。
学問や芸事や金運を願う「弁天池」

池の石垣は穴太積みという野面積みで作られており、池の中心にある弁天社に弁天様がお祀りされている。お社の周りを時計回りに歳の数だけ回ると、学問や芸事、金運の御利益があると伝えられている。