【下関・唐戸市場周辺】グルメを満喫したら観光へ!定番スポット14選

2024/01/24

【下関・唐戸市場周辺】グルメを満喫したら観光へ!定番スポット14選

本州最西端にして、関門(かんもん)海峡を経て九州・福岡・門司港に接する「下関」。名物のフグ以外にも、さまざまな魚介類の宝庫として有名です。そんな下関ならではの新鮮な魚介類を買ったり食べたりできて、関門の台所とも称されるのが「唐戸市場(からといちば)」。この巨大マーケットで下関グルメを満喫したら、次は周辺観光施設へGO! 海峡の街には絶景スポットや歴史スポットも点在しているので、ぜひチェックしてみてください。

カモンワーフ

目の前に関門海峡が広がるシーサイドモール

「唐戸市場」と並ぶ下関を代表するグルメスポット。ふぐ料理や「瓦そば」など下関の名物が食べられるレストランや、地元の名産品が購入できる土産物店など32店舗が入る複合施設です。目の前に関門海峡が広がる絶好のロケーションで、特にボードウォークから望む開放感満点の絶景は要チェック! 「残したい日本の音風景百選」に選ばれた関門海峡の潮騒と汽笛を聴きながら、食後のお散歩を楽しみましょう。

重要文化財 旧下関英国領事館

日本に現存する最古の領事館の建物

明治時代後期に当時、国際都市としてめざましい発展を遂げていた下関に建てられた赤レンガ造りのレトロな建物は、1941(昭和16)年まで実際に領事館として使用されていました。その後は市民ギャラリーとして使用されていましたが、現在は1階に当時の面影を残す展示室が設置され、2階には紅茶や英国ビールなどが楽しめるティールームとパブが入っています。公式キャラクターピーターラビットのグッズ購入や、伝統的な英国風アフターヌーンティーが楽しめるのも魅力です。

赤間神宮

悲劇の幼帝・安徳天皇を祀る神社

平安時代の末期、壇ノ浦の合戦に敗れ、8歳という若さで入水された安徳天皇を祀る「赤間(あかま)神宮」。竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門をくぐって境内に入ると、安徳天皇阿弥陀寺御陵や宝物殿などがあり、毎年5月には安徳天皇の霊をなぐさめる先帝祭が行われています。また、赤間神宮の前身である「阿弥陀寺」は、小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の舞台になった寺としても知られています。

海峡ゆめタワー

関門海峡を見渡す153mのタワー

1996(平成8)年に関門海峡のランドマークとして誕生した「海峡ゆめタワー」は、全長153mで西日本でも有数の高さを誇ります。タワーの頂部にある球形の展望室は総ガラス張りで、目の前には瀬戸内海、関門海峡、巌流島、九州の連山、日本海と360度のパノラマ絶景が広がります。日本海に沈む夕陽や海峡を埋めつくすきらめく夜景のほか、夜間のカラフルなライトアップも要チェックです。

巌流島

武蔵VS小次郎決闘の地

1612(慶長17)年4月13日、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の舞台となったことで有名な「巌流島」は、関門海峡に浮かぶ島。正式名称は「船島」といいますが、敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」をとって巌流島と呼ばれるようになりました。島の周囲は約1.6kmで、観光周遊船が接岸できる浮桟橋や、多目的広場、遊歩道などが整備され、展望広場には武蔵と小次郎の決闘シーンを再現した像が、潮風に吹かれながら立っています。

市立しものせき水族館 海響館

フグの展示数世界一を誇るアクアリウム

関門海峡を望む海辺に立つ水族館フグの仲間の展示種数世界一を誇り、下関ならではの展示やイベントを楽しめます。関門海峡の潮流を再現した関門海峡潮流水槽や、小型のクジラ・スナメリが口から吐き出すバブルリングのパフォーマンス、イルカとアシカの共演ショー、日本最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」、世界に数体しかないといわれるシロナガスクジラの全身骨格標本など見どころがいっぱい! 水族館オリジナルグッズが揃うミュージアムショップや、目の前の水槽でイルカが泳ぐ姿を眺めながら食事ができるカフェ&レストランにもぜひ立ち寄ってみてください。

はい!からっと横丁

高さ約60mの大観覧車から関門海峡を一望

2013(平成25)年に誕生した関門海峡を臨む遊園地。入園は無料で、アトラクションごとに料金がかかるシステムとなっています。パークのシンボルで高さ約60mの大観覧車からは関門海峡が一望できるのでおすすめ。ほかにも迫力満点の立体映像が楽しめる「360°超立体シアター4Dキング」や、かわいいキッズコースターの「ファミリー・バナナ・コースター」など14種類のアトラクションが揃っており、特に子ども連れファミリーにおすすめのスポットです。

関門海底国道トンネル人道

本州と九州を結ぶ海底トンネルを歩く

関門海峡の海の下を通る「関門海底国道トンネル」は、上下2層に分かれており、上部は車道、下部は歩道として現在も利用されています。全長780mの歩道には途中に山口県と福岡県の県境のラインがあり、県境をまたぎながら記念撮影する人も。歩いて渡るからこそ発見できる面白ポイントですね。海の底を歩く不思議な体験ができる海底トンネルは、ぜひ訪れたい人気スポットです。

みもすそ川公園

歴史的な古戦場と関門橋を一望する公園

関門海峡の一番狭まった場所にある「みもすそ川公園」は、壇ノ浦の戦いの地として知られる「壇之浦」や、本州と九州をつなぐ「関門橋」が一望できる絶景スポットです。園内には、幼い安徳天皇を抱えて入水した二位尼辞世の歌碑や、壇ノ浦古戦場跡の碑、義経と知盛が戦う像などが立っています。また、ここは壇ノ浦の戦いから時を隔てて、幕末期に攘夷戦で外国船を砲撃した場所でもあり、5門の大砲のレプリカも展示されています

日和山公園

地域を代表する桜の名所

1922(大正11)年に大正天皇の御即位記念として造られた市内で一番古いとされる「日和山(ひよりやま)公園」。繁華街から近い丘陵地帯にあって、関門海峡が一望できるロケーションが魅力で、没後90年を記念して建立された高杉晋作の銅像がシンボルとなっています。桜の名所としても知られ、シーズンにはソメイヨシノや八重桜など約210本の桜が咲き誇る圧巻の景色が見られます。丘の上までは階段の段数がかなりありますが、登りきると絶景が広がりますよ。

下関酒造株式会社

大正12年から続く老舗酒蔵

大正12(1923)年創業の老舗日本酒蔵。豊かな食材を誇る下関の地で、“食の魅力を最大限に高める日本酒”を追求している酒蔵として人気です。純米大吟醸の「獅道(しど)」、純米吟醸の「蔵人の自慢酒」といった純米系の高級酒から、代表銘柄の「関娘」「海響」をはじめとする清酒など、料理と合うさまざまな日本酒を展開。また、年に一度の酒蔵コンサートや日本酒のブレンディング体験、酒蔵ツーリズム、酒蔵カフェといった新しい酒蔵の形を追求する活動にも積極的に挑戦しています。

しものせき環境みらい館

地球に優しい環境学習の拠点

下関市の環境学習・環境保全活動の拠点の「しものせき環境みらい館」。ゴミゼロ社会の実現へ向けた取り組みなど、環境について考える講座も多数開催しています。スポット参加可能な「廃油石鹸づくり」や「染色教室」、2回で完成する「古布でぞうり」講座などが人気ですよ。子どもから大人まで楽しめる内容になっているので、ぜひ参加してみては?

住吉神社

日本三大住吉のひとつ

大阪の住吉大社、博多の住吉神社と並んで日本三代住吉のひとつで、長門国(ながとのくに)の一の宮(神社の序列における最上位)としても知られる歴史ある神社。現在国宝にも指定されている本殿は、南北朝時代の守護大名である大内弘世が再建したもの。全国でも珍しい“九間社流造(きゅうけんしゃながれづくり)”と呼ばれる建築様式で、室町時代の社寺建築としては特異なものとされています。境内には、毛利元就が寄進した拝殿や、御祭神が手植えされた大楠のご神木などがあり、見どころも豊富です。

おわりに

海峡の街・下関は、脈々と続いてきた日本の歴史の中で、さまざまな時代における有名な戦いの舞台となった場所です。また、関門海峡に面したロケーションから多くの絶景スポットが存在する場所でもあります。海の幸グルメを堪能した後は、ここで紹介しているスポットを巡って、下関の奥深い魅力を肌で感じてみてください。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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