【愛知・観光情報】城めぐりで訪れたいおすすめスポット24選

2024/04/23

【愛知・観光情報】城めぐりで訪れたいおすすめスポット24選

愛知県は、古くから戦国時代を中心に数多の合戦が繰り広げられた地であり、その遺構とされる城跡が数多く残されています。日本の真ん中に位置する愛知は、尾張地方に斬新な経済の仕組みとされる楽市楽座を考案した織田信長や、関白の地位にまで上りつめた豊臣秀吉、さらには三河地方から出た徳川家康など、日本の歴史を生んだ地といっても過言ではありません。

ここでは、愛知県の城めぐりで、ぜひとも訪れたいおすすめスポット24選を厳選。あわせて、名城付近のおすすめグルメスポットや宿泊施設などもご紹介します。

愛知観光で行きたいおすすめの城&周辺人気グルメ・宿をピックアップ!

お城ならではの体験やイベントなどもご紹介

画像はイメージです

お城見学をすることで直接歴史の遺構に接することができ、遥か遠い昔の出来事に思いを馳せることが出来る点は何物にも代え難い体験ともいえます。甲冑兜や合戦で使われた刀などのリアルな遺構品に接することで、歴史の1ページを肌で感じ取る貴重な体験ができます。また、各お城ならではの独自のイベントも展開しており、ここでは、そうした時節に併せたイベント情報などもご紹介していきます。

*こちらの情報は2024年4月時点のものです。実際に行く前に各施設やお店の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

愛知県に城が多い理由

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愛知県は、戦国時代の三英傑とされる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ゆかりの地であり、また有力な戦国大名が勢力争いを繰り広げた地。そのため愛知県には、敵の侵攻を防ぐための軍事基地であり、武器や食料を備蓄しておくための、戦国大名ゆかりのお城や城跡などの歴史的な遺構が数多く残されています。また愛知県は日本の中央に位置し、街道を往来する人々の要衝として発展して来たこともその理由のひとつとして考えられています。

とくに有名な城3選と絶景が楽しめるおすすめの観光シーズン

国宝 犬山城

国宝 犬山城

国宝の現存天守が見どころ。その美しい姿から白帝城とも呼ばれます。1537年、織田信長の叔父、織田信康によって築城されました。毎年4月には城下町を車山が巡る“犬山祭”、また春は桜、秋は紅葉と1年を通して四季折々の景色とともに楽しめます。

岡崎城

岡崎城

岡崎城は、15世紀前半に三河国の守護代“西郷頼嗣”によって築城されました。天文11(1542)年に、後に天下を取る徳川家康が誕生したことでも有名です。春になれば、岡崎城がある岡崎公園と伊賀川堤には約800本のソメイヨシノが咲き誇り見頃を迎えます。

名古屋城

名古屋城

名古屋市のシンボルでもある名古屋城は、徳川幕府を開いた徳川家の権力を示す豪華絢爛な城です。3月下旬から4月上旬に開催される“名古屋城桜まつり”、8月上旬から下旬にかけて開催される“名古屋城夏まつり”など、シーズンに合わせた観光がおすすめです。

愛知観光におすすめの名城①名古屋城(名古屋市)

徳川家400年の歴史を伝える名城

名古屋城は日本三名城のひとつとして数えられ、慶長17(1612)年、徳川家康の命によって築城されました。随所に徳川家の威光を感じさせる大天守に輝く金のシャチホコや見事な石垣などが豪華絢爛。平成30年(2018)年に完成し公開されている本丸御殿にも注目です。また名古屋城は、愛知を代表する桜の名所で、3月下旬頃から5月上旬にかけて、ソメイヨシノやシダレザクラを中心に約10種類、約900本の桜が咲き誇ります。夜間開園中に行われる恒例のライトアップで幻想的に浮かび上がる夜桜は必見。

愛知観光におすすめの名城②岡崎城(岡崎市)

歴史資料館と展望室を備える家康公生誕の城

岡崎城は、徳川家康が生まれた城として知られています。城内は2階から4階が歴史資料館5階は岡崎市街を一望できる展望室、また地下展示室には、火縄銃や長槍などのレプリカがあり、実際に手に取ることができます。岡崎城の園内には、「三河武士のやかた家康館」「岡崎城二の丸能楽堂」など、家康公に関連する施設が並び、家康公と岡崎城の歴史を垣間見ることができます。

愛知観光におすすめの名城③長篠城跡(新城市)

長篠・設楽原の戦いの全容を残す長篠城跡

長篠・設楽原の戦いで有名な長篠城跡には、戦いの全容を知ることが出来る長篠城址史跡保存館が建っており、城跡は常時開放されています。また周辺には、武田勝頼本陣跡など、合戦にまつわる史跡が点在しており、当時の様子が偲ばれます。

愛知観光におすすめの名城④国宝犬山城(犬山市)

国宝五城のひとつとして現存する日本最古の城

国宝五城のひとつとして数えられ、天文6(1537)年に織田信長の叔父である織田信康によって築城されました。天守は現存する日本の城の中では最古とされており、その姿は木曽川沿いの高台に建つことから李白の詩になぞらえ「白帝城」とも呼ばれています。

愛知観光におすすめの名城⑤西尾城(西尾市歴史公園)(西尾市)

西尾城本丸丑寅櫓

西尾城本丸丑寅櫓

西尾城鍮石門

西尾城二之丸丑寅櫓と土塀

西尾市歴史公園にある西尾市のシンボル

西尾城の歴史は古く、承久の乱(1221年)で後鳥羽上皇の反乱軍を鎮圧した鎌倉幕府が、最重要拠点となる三河の地に、戦功を挙げた足利義氏を配置。その足利義氏により、最初は西条城として築城されました。西尾城の特色は、天守が本丸ではなく二之丸にあることです。

平成8年に再建された本丸丑寅櫓は、本丸の丑寅(北東)の隅に建てられた櫓です。また、令和2年には二之丸丑寅櫓と土塀を復元。二之丸丑寅櫓から天守台につづく土塀は、「屏風折れ」と呼ばれる折れ目が2つあるめずらしい特徴があります。

愛知観光におすすめの名城⑥小牧山城(小牧市)

れきしるこまき外観

石垣整備(第2工区)と歴史館

石垣整備(第5工区)と歴史館

発掘調査で見つかった石垣

織田信長によって築城された権勢を誇示する城

小牧山城は、桶狭間の戦いで今川義元を破った織田信長によって、美濃の斎藤氏を攻めるため永禄6(1563)年に、頂上から美濃方面を一望できる小牧山に築城されました。小牧山城は、かつては織田信長の仮住まいという位置付けをされていましたが、山頂部の発掘調査で2~3段に築かれた石垣などが見つかり、信長が権勢を誇示する政治的な意図で築城されたのではないかとの見方もされています。

愛知観光におすすめの名城⑦足助城(豊田市)

西三河の鈴木一族によって築城された山城

足助城は、愛知県豊田市にある標高301mの真弓山の山頂に本丸を置き、周囲を四方に張り出した尾根を利用した連郭式の山城です。15世紀以降の戦国時代に西三河の山間部に勢力を持っていた鈴木一族の足助鈴木氏によって築城されたといわれています。現在は発掘調査の後、足助城の再建を含む城跡公園として整備されています。

愛知観光におすすめの名城⑧田原城跡(田原市)

田原城全景

田原城桜門

田原市博物館入口

三河・尾張に権勢を誇った戸田宗光によって築城

田原城は、室町時代中期から戦国時代初期に三河・尾張に勢力を拡大した戸田宗光によって、文明12(1480)頃に築城されました。周りを海に囲まれた堅固な城で、湾の形が巴形になっていたことから、巴江城とも呼ばれていました。現在は歴史博物館となっており、国の重要文化財など貴重な品を展示しています。

愛知観光におすすめの名城⑨岩崎城(日進市)

織田信長の父、信秀によって築城された尾張・三河の要衝の城

戦国時代の初期の頃に始まるとされる岩崎城は、尾張国の東の端にあり、年代は定かではありませんが、織田信長の父である織田信秀による築城と考えられています。当時、岩崎地区は尾張、三河間を往来する街道の要衝地であり、交易の場として栄えていました。現在は、1987年本丸跡に三重構造で5階建ての模擬天守が建てられ“岩崎城址公園”として整備されています。

愛知観光におすすめの名城⑩吉田城(豊橋市)

全国屈指の規模を誇った別称“出世城”

吉田城は、明応5(1496)年、三河国にあった宝飯郡の長山一色城主であった牧野古白が、駿河今川家9代当主であった今川氏親の命により、渥美郡馬見塚村(現豊橋市今橋町)の入道ヶ淵に望む丘に築城したとされ、当初は今橋城という名称でした。その後吉田城に改められ、最盛期は全国屈指の規模を誇り、歴代藩主には、幕府の要職を務めるものが多くいたことから“出世城”とも呼ばれています。

敷地内には、石垣や土塀など多くの遺構が残されており、なかでも1945年に模擬復興された鉄櫓(くろがねやぐら)は吉田城の象徴としてかつての迫力ある威容を誇り見応え充分。城址主要部分は、2021年に豊橋市指定史跡となっています。

愛知観光におすすめの名城⑪清洲城(清須市)

室町時代に築城された天下の名城

清洲城は、室町時代の応永12(1405)年に、尾張国の守護職にあった斯波義重が、守護所となっていた現稲沢市の下津城の別郭として築城したとされています。江戸時代の初め頃には、城下の人口が6~7万人になり、“関東の巨鎮”と称され、清洲城は“天下の名城”と讃えられました。現在の天主閣は、平成元年に建築され、清須の歴史を知ることができる趣向を凝らした展示がされています。

愛知観光におすすめの名城⑫田峯城(北設楽郡設楽町)

文明2(1470)年に築城された奥三河の山城

田峯城は、奥三河を領地としていた田峯菅沼氏累代の本城で、文明2(1470)年に菅沼定信によって築城された奥三河地方の代表的な山城です。麓に流れる寒狭川と城をいただく山並みが大蛇のようであったことから“蛇頭城”とも呼ばれていました。城跡には、本丸御殿、本丸大手門、搦手門が復元されています。

愛知の名城付近のおすすめグルメスポット7選

①LAYER'S レイヤーズ

厳選素材を使った手づくり本格バーガー

LAYER'S レイヤーズは、名古屋市の中心街、久屋大通り駅から徒歩約5分の丸の内3丁目にあります。創業17年になる愛知県初のハンバーガーショップで、厳選素材を使った手づくりの本格バーガーが人気。ほんのりと甘いオリジナルバンズに、ビーフ100%のパティや新鮮具材を挟んだバーガーは、種類も豊富でリピーターが続出するほどの人気ぶりです。

②もち源

伝統の味を手間暇かけて作る老舗の和菓子屋

もち源は、名古屋市内の中心街、桜通線久屋大通駅から歩いて約7分の場所にある、江戸末期に創業を始めた老舗の和菓子屋です。名古屋名物の“ういろう”を独特の製造方法で、手間暇かけて作られた“練りういろう”は、弾力があり優しい味わいが特徴で、お店の人気商品のひとつ。ほかにも葛を使った溶けないアイス“葛バー”厳選した素材を使った“どら焼き”など、お土産に最適な伝統和菓子が揃っています。

③馳走菴 ひじり

落ち着きと風格漂う本格京料理の店

本格京料理が味わえる店として定評のある“馳走菴 ひじり”は、しっかりとした味わいの京野菜や新鮮な魚などを使った繊細なおもてなしを存分に堪能できます。京都から取り寄せた格子を使った店内は、落ち着きと風格が漂い、本格京料理に舌鼓を打ちながらゆったりとしたひと時が過ごせます。

④蕎麦正まつい 犬山店

そば本来の味が堪能できる本格そば屋

愛知県犬山市は、愛知県北部の尾張地方にある市で、国宝五城のひとつとして現存する最古の城、犬山城があることで知られています。その犬山市の犬山駅から徒歩約7分のところにある“蕎麦正まつい 犬山店”は、飛騨荘川産の玄そばを天日干しして作りあげたそば粉を使っており、甘みや風味を活かしたそばに、化学調味料不使用のつゆと長野県産の本ワサビを絡め、そば本来の味を堪能できます。

⑤自然薯とろろ御膳 華花 長久手本店

自然薯と新鮮な旬の食材にこだわったお店

愛知県長久手市にある自然派和食の店“自然薯とろろ御膳 華花 長久手本店”は、産地直送で栄養価の高い希少な自然薯と新鮮な旬の食材にこだわった料理を堪能できるお店です。自然薯を使った真丈あん掛けやとろろ汁など、カルシウムや鉄分、リンといった豊富なミネラルやビタミンを摂取することができ、新陳代謝や疲労回復に効果が期待できます。

⑥匠彩

愛知のブランド牛“鳳来牛”が味わえる焼肉店

JR豊橋駅から徒歩約4分の場所にある“匠彩”は、希少な愛知県の最高級黒毛和牛“鳳来牛”が味わえる焼肉店です。“鳳来牛”は、融点が低く霜降りが入っていてもしつこくなく、やわらかな口溶けの良さが特徴。シックでモダンな雰囲気の店内は、一人でも気軽に入れるだけでなく貸切席も用意でき、家族連れや宴会など幅広いシーンで利用できます。

⑦割烹旅館 松米

百五十余年の伝統と格式に満ちた割烹旅館

愛知県豊橋市にある150余年続く老舗の“割烹旅館 松米”は、旬の素材を吟味して滋味深く繊細に仕上げられた会席料理を、伝統と格式に彩られたおもてなしでゆったりとした雰囲気で楽しむことができます。江戸時代末期に創業され、老舗ならではのきめ細やかな和の接客が、地元に留まらず県外からもリピーターが訪れ、以来東三河の社交場としても親しまれています。

愛知の名城付近のおすすめ宿5選

①モンブランホテルラフィネ名古屋駅前

快適さを演出する洗練された設備とサービス

JR名古屋駅桜通口より徒歩3分というアクセスに優れた場所にあり、ゆったりとくつろげる客室とデザインやセキュリティにもこだわった充実の施設が、旅のテンションを高めます。また、チェックインの20時まで無料で利用できるカフェスペースやチェック前後も利用できるセルフロッカーがあり、スマートな旅をサポートするサービスが整っています。

②三交インGrande名古屋 -HOTEL&SPA-

あらゆる機能を兼ね備えた充実の都市型ホテル

名古屋市の中心街、名古屋駅から歩いて約8分、地下鉄桜通線国際センター駅から徒歩約1分。名古屋駅からは地下街を通ってエレベーターに直結しています。館内9階から16階にある客室は全室禁煙で5タイプに分かれ、それぞれ名古屋市内の夜景が楽しめます。また、男女別の人工光明石温泉の大浴場が完備。その他、レストラン&バーなど、あらゆる機能を兼ね備えた充実の都市型ホテルです。

③SAMURAI HOUSE Ⅰ

織田信長をイメージした1棟貸しの戸建旅館

デザイナーズ和風戸建旅館の“SAMURAI HOUSE Ⅰ”は、定員8名で2階建のまさに戸建に住む感覚の洗練された宿です。室内は、愛知を代表する戦国武将、織田信長をイメージした作りになっており、シックなデザインに和風要素のインテリアが飾られており、特に重厚な戦国武将の甲冑はインパクト十分で、存分に戦国時代の世界観に浸ることができます。

④SAMURAI HOUSE Ⅱ

豊臣秀吉をコンセプトにした2号館

名古屋市内に“SAMURAI HOUSE”シリーズの2号館として建てられた“SAMURAI HOUSE Ⅱ”は、愛知の戦国武将を代表する三大武将のひとり、豊臣秀吉をコンセプトにした宿です。1号館と同様、定員8名の2階建で、室内には豊臣秀吉をイメージさせる迫力ある甲冑が置かれ、その重厚感あふれる雰囲気に圧倒されます。室内は、シモンズ社製のクイーンベッドが置かれた寝室と6組の布団が並べられる畳敷きの寝室があり、ゆったりとした気分で過ごせます。

⑤SAMURAI HOUSE Ⅲ

徳川家康の世界観を表現した3号館

名古屋市内の市営地下鉄太閤通駅から徒歩約3分、JR名古屋駅からも徒歩約10分の場所にある“SAMURAI HOUSE”シリーズの3号館として建てられた“SAMURAI HOUSE Ⅲ”は、愛知の戦国武将を代表する三大武将のひとり、徳川家康をイメージした宿です。1号館・2号館よりはちょっと広めに、定員13名の3階建で、天守閣の世界観を表現するために家具や壁紙はすべてオーダーメイド仕様。寝室は3部屋あり、すべてシモンズ社のベッドが備えられています。

愛知県のさまざまな城を堪能しよう!

画像はイメージです

三英傑とされる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康や多くの戦国武将が勢力争いの合戦を繰り広げた地、愛知。その愛知には、城をはじめとする多くの遺構が残されています。戦国時代の合戦の全容を探求しながら歴史を紐解いてみてはいかがでしょうか。また周辺には愛知観光の雰囲気を盛り上げてくれる美味しいグルメのお店やアクセスしやすいホテルなどが整っています。愛知県のさまざまな城をじっくりと堪能して素敵な愛知観光を楽しみましょう。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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