タベサキ
朝採れ濃厚卵がふわりと包み込む
地鶏の魅力が丸ごと詰まった親子丼
Text&Photo:Ushio Sato(effect)
創業70年以上の老舗和食屋であり、日本三大地鶏ひとつに挙げられる特産品「奥久慈しゃも」の扱いに長ける。繊細でストレスに弱く、飼育期間も一般的な鶏の約3倍と非常に手間隙かかる品種であるが、それだけに味は格別だ。名物の親子丼には、身が引き締まりつつも柔らかなメス肉のモモとムネを使用。鶏皮の旨味を凝縮したタレをかけ、朝採れの新鮮しゃも卵でとじている。半熟卵だけでなく生の黄身もトッピングされており、口当たりは驚くほど濃厚。手羽先のエキスを抽出したスープと一緒にいただけば旨みが一層強調される。そこに手羽元、ササミ、レバー、砂肝、ハツといった部位も追加される[極]の一杯は、ネーミング通り親子丼のひとつの完成形だ。
奥久慈しゃも塩焼き1,650円に使用しているのは、歯切れ良く力強い弾力が特徴のオス肉。親子丼との肉質の違いを食べ比べるのも醍醐味だ。辛みを加えた地元産の味噌などで味変しながら、じっくりと楽しみたい
奥久慈しゃも天麩羅1,320円。抹茶塩だけのシンプルな味付けだからこそ、しゃも肉本来の旨みや深いコクが際立つ。地鶏の品評会で全国1位に選ばれたというのも納得の味。香り高い日本酒と楽しむのも格別だ
気軽に親子丼が楽しめるテーブル席の奥には、庭園の眺めが見事な個室も完備。しゃもすき鍋や朝採れしゃも卵の茶碗蒸し、季節の割烹料理などをコース仕立てでいただく場合に利用できる。人気店のためご予約はお早めに
0295-72-0208
昼11:00~15:00(LO14:30、夜17:00~20:00
水曜
14席
昼平均:1,000円〜2,000円、夜平均:5,000円〜6,000円
JR水郡線 常陸大子駅から徒歩4分
8台
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