
もともとは修行僧のための料理である精進料理。肉や魚を使わないというイメージが強いかも知れませんが、それだけではありません。栄養たっぷりでヘルシー、心も身体も健康になれる精進料理についてご紹介します。



肉や魚を使わない精進料理は、物足りなさを感じることも。そこで作られるようになったのが、食感や味を肉に似せた「もどき料理」です。例えばがんもどきは、もとは雁の肉の代用品でした。また、豆腐ハンバーグもその一つです。もどき料理で活躍するのが、大豆。豆腐や味噌などさまざまな形で使用でき、さらに低カロリーかつ「畑の肉」といわれるほどたんぱく質が豊富です。


今ある食材=旬の食材を使い、それを活かしきるというのも精進料理にとって大切なことです。旬の野菜は、旬でない時期に採れたものに比べて栄養価が高く、健康にとってもメリットがあります。また、豆乳の搾りかすであるおからを使った料理をはじめ、多少手間がかかっても食材に無駄が出ないように調理されます。丁寧に作られた食事をいただけば、心も整いそうですね。


「五味」とは甘い・辛い・酸っぱい・しょっぱい・苦いという5つの味、「五色」は白・黄・緑・赤・黒の食材の色味、「五法」は煮る・焼く・蒸す・揚げる・生で食べるという調理法を表します。精進料理をはじめとする和食では、この「五味五色五法」を基本に、素材本来の味を引き出す調理をすることで、見た目や味のバランスが良く、健康的な食事になるとされています。
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