【栃木・足利市】あしかがフラワーパーク周辺でおすすめの観光スポット9選

2024/01/24

【栃木・足利市】あしかがフラワーパーク周辺でおすすめの観光スポット9選

都心から1時間ちょっとで行ける、栃木県足利市。室町幕府を開いた足利氏発祥の地であり、日本の歴史や文化を感じられる観光地やパワースポット、フォトジェニックな名所が点在しています。今回は、1年を通して季節の花々が楽しめる「あしかがフラワーパーク」と合わせて訪れたい、女子旅やデートにおすすめのスポットを9カ所ご紹介します。フラワーパークの前後にどこを回るか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【足利市昌平町】史跡足利学校

日本の教育の原点となる学校

「足利学校」は日本で一番古い学校で、孔子の教えと仏教を中心にたくさんの若者が集まった場所といわれています。当時は、イエズス会の宣教師であるフランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして、最も有名な坂東(関東地方)の大学」と世界に紹介したことでも有名です。現在は、建物や教育に使われた道具の展示や体験が楽しめる観光スポットとなっています。 入場料を支払うと「入学証」がもらえる ので、足利学校の生徒になった気分で、ノスタルジックな雰囲気を味わってみましょう。

【足利市家富町】鑁阿寺

寺院であり城館でもある「日本の名城百選」のひとつ

「鑁阿寺(ばんなじ)」は、建久7(1196)年に足利義兼(よしかね)によって建てられた真言宗大日派の本山。大正10(1921)年3月に国の史跡に指定されました。もともと足利市の城館があったことから、今では「日本の名城百選」として鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。また、日本建築が発展するきっかけとなった「禅宗様(ぜんしゅうよう)」という寺院建築様式を早くから取り入れたことでも有名。「禅宗様」とは、当時の中国における最新の建築様式で、寺院建築としては最先端のスタイルでした。まさに鎌倉時代のイノベーターともいうべき寺院です。

【足利市田島町】ココ・ファーム・ワイナリー

こだわりのワインのテイスティングでオトナの時間を

日本の自然派ワインを牽引する「ココ・ファーム・ワイナリー」。1950年代に開墾された山のぶどう畑で採れた、100%日本のぶどうからワインを醸造しています。自家畑では除草剤や化学肥料は使用せず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心という徹底ぶり。無心に土に向き合い、ぶどうの持ち味を生かしたワインを作り続けています。ワインショップでは、ワイナリー見学やテイスティング体験も可能。併設のカフェでは、ぶどう畑を眺めながら、自家製ワインと地元の採れたて食材を使った料理を楽しめます。友人や恋人とのランチにおすすめです。

【足利市伊勢町】太平記館

休憩しながら足利の情報に触れられる場所

太平記館は、1991年の大河ドラマ「太平記」の放映を記念して、足利観光の情報発信のために誕生した施設です。足利学校や鑁阿寺の近くにあり、駐車場も無料なため、ドライブの途中にも立ち寄りやすいですよ。お土産の購入や観光情報の収集のほか、休憩スペースやカフェコーナー、レンタサイクルの利用も可能です。また、着付け体験ができる「足利まちなか遊学館」が近いので、着物に着替えて恋人や友人と街歩きをするのも良いですね。

【足利市本城】本城厳島神社 美人弁天

「美人証明」を出す日本で唯一の神社

「本城厳島神社 美人弁天」は、寛政5(1793)年に建立された「美人証明」を出す日本で唯一の神社です。「美人証明」とは、本城厳島神社(美人弁天)で発行される、「美人」を証明するお守りのこと。ここでいう「美人」とは、外見的な美しさではありません。すべての女性が持つ「女性の心のやさしさ」を守り、証明するものを意味しています。また、「美人弁天」は厳島神社のご祭神・市杵島姫命(いちきしまひめ)の分身で、美・健康・長命の三願を叶えるといわれています。女子旅でぜひ訪れたい神社ですね。

【足利市通】渡良瀬橋

沈みゆく夕日やライトアップに癒やされる

「渡良瀬橋(わたらせばし)」は足利市を南北に分ける橋の1つとして知られています。もともとは木造の橋でしたが、昭和9年に架け替えられました。以来、市のシンボルとなっており、森高千里さんの曲「渡良瀬橋」の歌詞に登場したのをきっかけに一気に有名になりました。歌の中では、沈む夕日を背景とした渡良瀬川と、三角形を組み合わせたフォルムが特徴の“トラス橋”のシルエットという、美しい風景が描かれています。

【足利市駒場町】栗田美術館

フレディ・マーキュリーが足を運んだ美術館

「栗田(くりた)美術館」は、江戸時代に肥前鍋島藩で生産された磁器「伊萬里・柿右衛門(かきえもん)・鍋島」を所蔵する世界屈指の陶磁美術館です。3万坪の豊かな自然に囲まれた敷地には、本館をはじめ歴史館や無名陶工祈念聖堂、陶磁会館などが点在し、森の中を散策しているような感覚で鑑賞できます。また、1986年にロックバンド「QUEEN」のフレディ・マーキュリーが訪れたことは、ファンの間では有名なエピソード。ファンが聖地巡礼として訪れる名所となりました。世紀のカリスマといわれるフレディも愛した陶磁器は必見ですよ。

【足利市通】足利市立美術館

全国でも珍しい、集合住宅に併設された都市型美術館

1994年4月に開館した「足利市立美術館」は、市街地のほぼ中央に位置する、集合住宅に併設された全国的に珍しい都市型美術館です。日常生活の中で美術と身近に触れ合ったり、何かを感じたりと、豊かな感性を育むことをコンセプトにしています。美術館ではさまざまな展示会が開催されており、新しい感性に触れられる絶好の機会ですよ。学芸員による「鑑賞ワークショップ」に参加して、作品への理解を深めてみるのも良いですね。

【足利市樺崎町】樺崎八幡宮

近年よみがえった鮮やかな朱色の本殿は必見

「樺崎八幡宮(かばさきはちまんぐう)」は、鑁阿寺の開祖である足利義兼が、身内の菩提のために創建した国指定史跡「樺崎寺跡」の中にあります。 3代目・義氏(よしうじ)がお堂を建て、八幡を勧請して義兼を合祀したことが八幡宮のはじまりとされています。現在の本殿は江戸時代初期の天和年間(1681〜84年)に再建されたもの。2023年には35年ぶりに傷んだ柱や壁が修復され、本殿の鮮やかな朱色がよみがえり、美しい光景が再び広がっています。歴史好きの人にはぜひ訪れてほしい寺院です。歴史の風情を感じながら、足利氏に思いを馳せてみては?

まとめ

足利市には、足利氏ゆかりの神社仏閣や歴史スポットをはじめ、感性を刺激してくれる美術館、自家畑で採れたぶどうでワインを造るワイナリーなど、魅力的なスポットがいっぱい。丘の上からパノラマ風景や夜景を望む公園や、夕暮れに映える巨大な橋など、デートにピッタリの絶景ポイントもあります。「あしかがフラワーパーク」で四季折々の花を満喫したら、今回おすすめしたスポットにも訪れてみてはいかがですか?

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり

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