名古屋市千種区の日泰寺（にったいじ）周辺を散歩していると、ひょっこり顔を出す三角屋根。ツタの絡まる塔の姿が印象的なこの建物は、1930年に建てられたかつての配水塔です。老朽化からその役目を終えましたが、現在は災害対策用の応急給水施設となっています。高さは約38m、もともとは円筒形だった塔の最上部に屋根が乗せられたのは1983年のこと。ビルの10～12階建てに相当する部分は360度が見渡せる展望台となっていますが、あいにく一般公開はされていません。それでも名古屋市都市景観重要建築物にも選ばれた独特のルックスに惹かれ、建物マニアをはじめ多くの人が撮影に訪れます。散策がてら自分のベストビュースポットを探してみて。

｜注意事項｜東山給水塔周辺は現在、場内工事を実施中です。撮影の際はくれぐれも安全に配慮し、住宅地への無断侵入や公道での迷惑行為に注意してくださいね。

老舗和菓子店から多国籍グルメまで、多様な食文化が集まる大須は名古屋の食べ歩きの聖地。大須商店街ふれあい広場からほど近くにあるこの店は、韓国マカロンの専門店です。トゥンカロンは日本語で訳すと“太っちょマカロン”という意味。バタークリームがたっぷりサンドされた大きめサイズで、かわいいビジュアルが魅力です。この店ではハート、スマイルなどの定番のほか、月替わりの新作があり、どれも1個400〜450円。トゥンカロンを2個買うとK-popアイドルのカップホルダーが1つ選べるので、自分の推しを狙って訪れるお客さんも多いとのこと。センイル（誕生）月だけ店頭に登場するため、推しのお祝い月は要チェックです。

1946年創業の老舗喫茶店。世界中から厳選した豆を自家焙煎し、サイフォンで丁寧にいれるこだわりのコーヒーもさることながら、数々のフォトジェニックなメニューでお客さんを沸かせています。三代目店主の都築秀紀さんのモットーは「楽しんでもらうこと」。アイスウインナーコーヒー（650円）はグラスの上に丁寧に生クリームを絞り、一歩一歩慎重にテーブルへと運びます。グラス底からてっぺんまでの高さは約50cm。いかに倒さず食べ切るかで、盛り上がること間違いなしの一品です。脚立の上から炭焼きコーヒーとミルクを一気に注ぎ入れるカフェオーレ（600円）も圧巻！ ふわふわクリーミーな味わいを楽しんで。