いつ訪れても美しい 春夏秋冬の絶景

神埼市の北部は脊振山(せふりさん)を最高峰とする山が連なり、南部は山から流れる河川が潤す肥沃な平野が広がる、自然に満ちたまち。1年中、いつ訪れても写真に撮りたくなるような絶景に出合えます。

春 3~5月

春
仁比山公園の桜
まるで絵画のような桜の名所
春
日の隈公園の桜

神埼市のお花見スポットといえば、西郷富士と呼ばれる景勝地・日の隈山の麓にある「日の隈公園」。約2,000本の桜が咲く名所です。城原川の周辺に広がる仁比山(にいやま)公園には、約100本のソメイヨシノが。縁結びスポットとして有名な愛逢橋(あいあいばし)の上から桜を眺めたり、川岸に降りて桜越しに橋を見上げたり、桜と橋のコントラストを楽しめるのは仁比山公園ならでは。またJR神埼駅の北側に広がる田んぼには菜の花が咲き、一面に黄色のじゅうたんを広げたような春めいた景色が素敵です。

春
JR神埼駅北側の菜の花畑

夏 6~8月

地域の人が大切に育てた2,000株のアジサイ

夏の見どころは脊振山系の山懐で美しい姿を見せるアジサイ。城原川に架かる石造りの橋・眼鏡橋付近から咲きはじめ、少し上流にある高取山公園で咲き、ラストは標高600mを超える白木(しらき)地区のアジサイが見頃となります。いずれも標高が高いため、例年、平地より少し遅れて6月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。特に白木地区のアジサイは、地域の方の手によって植えられ、大切に管理され、少しずつ増えて現在は2,000株以上。川沿いから山の斜面、道路まで連なっているため、あじさいロードとして親しまれています。

夏
夏
白木のアジサイ
夏

秋 9~11月

秋
JR神埼駅北側のコスモス畑
満開のコスモスと鮮やかな紅葉
秋
九年庵の紅葉

春に菜の花が咲くJR神埼駅の北側エリアは、秋になるとコスモス畑に。満開を迎える10月中旬~11月上旬は赤・白・ピンクなど色とりどりのコスモスが見事です。11月後半は紅葉シーズン。毎年、多くの人が集まるのが明治時代の実業家・伊丹弥太郎氏が築いた別邸「九年庵」。毎年紅葉の時期に、普段は非公開の庭園を9日間だけ一般公開しています。雲仙岳と筑紫平野を借景とした庭園は国の名勝で、足元には緑の苔が広がり、鮮やかな紅葉の対比が美しい人気の紅葉スポットです。隣接する仁比山神社の紅葉もあわせてぜひ。

秋

冬 12~2月

悠々と羽ばたく冬の風物詩
冬
直鳥クリーク公園の渡り鳥

1月になると神埼で見かけるようになるのが渡り鳥。特によく発見できるのが直鳥(なおとり)クリーク公園。戦国時代に築城されたといわれる直鳥城跡がある公園で、クリークと呼ばれる農業用水路が迷路のように縦にも横にも流れています。その水路ではカモやオシドリの姿を見つけることができます。また神埼の気温は東京とほぼ同じですが、12~2月には雪が降る日も。弥生時代の原風景が広がる吉野ケ里遺跡に雪が積もると、広大な敷地が白銀の世界に変わり、タイムトリップしたかのような幻想的な雪景色が広がります。

冬
冬
吉野ヶ里遺跡の雪景色