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FOCAL[フォーカル]
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美作エリアを旅するなら、ぜひアクティビティも体験しましょう。鏡野町(かがみのちょう)の美術館で吹きガラス体験、奧津湖畔のカヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)体験、西粟倉村(にしあわくらそん)の天然樹林はハイキング。ほかにも、いちご狩りやソーセージ作りなど食体験もおすすめです。各地域で開催されているお祭りの情報もチェックして出かけてみては。

文/鵜川みゆき・安井直美(エディターズ)

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まだまだ楽しみたい!美作まるごとガイド~アクティブ体験編~

妖精の森ガラス美術館でオリジナルのガラス製品を制作

鏡野町にある「妖精の森ガラス美術館」は、世界的にも珍しいウランガラスを展示する美術館です。19世紀に制作されたボヘミアガラスをはじめ、20世紀にかけて制作された海外製や日本製のウランガラス製品を鑑賞できます。また、鏡野町の地域資源であるウランを着色剤として使用した、鏡野町オリジナルのウランガラス「妖精の森ガラス」を使った作品の制作も行っています。土・日・祝日には吹きガラス制作体験やサンドブラスト体験などができ、吹きガラス体験では透明ガラスだけでなくウランガラスも選べますよ。

[DATA]
住所/苫田郡鏡野町齋原666-5
電話/0868-44-7888(妖精の森ガラス美術館)
営業時間/9:30~17:00※最終入館16:30
定休日/火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
入館料/大人・大学生500円、高校生400円、小・中学生300円
料金/吹きガラス体験3,500円~、サンドブラスト体験1,300円、リューター体験1,300円(いずれも予約優先)

妖精の森ガラス美術館でオリジナルのガラス製品を制作
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まだまだ楽しみたい!美作まるごとガイド~アクティブ体験編~

奥津湖でネイチャーアクティビティを満喫

県北で自然アクティビティの拠点として人気なのは「奥津湖」です。4月中旬から11月下旬までは、湖面の「奥津湖パドリングフィールド」でカヤック体験ができます。また、土・日・祝日や夏休み期間中にはSUPも体験できます。これらの体験はライセンスを取得したインストラクターが指導してくれるので初心者でも安心です。カヤックは1人乗りと2人乗りがあり、SUPは2〜12名で催行可能。いずれの体験プランにも500円分の観光割引券が付いています(2023年10月現在は、豪雨災害の復旧作業のため湖畔広場は使用不可)。

[DATA]
住所/苫田郡鏡野町河内60-8
電話/0868-52-9100(一般社団法人鏡野観光局)
営業時間/10:00〜16:00(SUPは土・日・祝日・夏休み期間のみ)
定休日/水曜日(祝日の場合は開催)
料金/カヤック体験(60分、1人乗り)4,300円~、SUP体験(60分)4,800円

奥津湖でネイチャーアクティビティを満喫
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自然のパワーに癒やされながら若杉天然林の中をハイキング

西粟倉村の最北端に広がる「若杉天然林」は別名・若杉原生林とも呼ばれ、83haもの広大な大地にブナやカエデ、ミズナラ、トチノキなどの巨木をはじめとする199種類もの樹木が立ち並んでいます。ここは中国地方でも有数の天然樹林帯で、氷ノ山後山那岐山国定公園(ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん)の特別保護地区にも指定されています。県下三大河川の一つである吉井川の支流、吉野川の源流があり、川のせせらぎや野鳥のさえずりが周囲の自然と調和して別世界のような雰囲気を醸しています。そんな若杉天然林は遊歩道が整備されていて、絶好のハイキングコース。訪れる人の憩いの場にもなっています。

[DATA]
住所/英田郡西粟倉村大茅1094
電話/0868-79-2111(西粟倉村産業観光課)

自然のパワーに癒やされながら若杉天然林の中をハイキング
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BASE 101% -NISHIAWAKURA-で 完熟いちごの摘み取り体験を

西粟倉村の山々を駆ける鹿や農家直送の採れたて野菜、木材を加工する工程で発生する端材などはいずれも村の宝物。“無いものねだりではなくあるものを活かす”。それが人と自然の可能性発掘基地「BASE 101% -NISHIAWAKURA-」の信条です。ここでは村で獲れた鹿の肉や新鮮な野菜がレストランやカフェのメニューで楽しめ、端材はDIY用の木材として購入できます。3,000平方mの広さがある敷地内のいちごハウスで、後山(うしろやま)山麓の伏流水を使って育てられた4種類のいちごは、1〜5月までの間、いちご摘み体験で味わえます。

[DATA]
住所/英田郡西粟倉村長尾461-1
電話/090-2466-9378
営業時間/10:00~17:00
定休日/火曜日

BASE 101% -NISHIAWAKURA-で 完熟いちごの摘み取り体験を
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まきばの館でアイスクリームやソーセージを作ろう

ラベンダーやコスモス、ハーブの名所として知られ、自然たっぷりの園内でアスレチックやデイキャンプなどのアクティビティも楽しめる「まきばの館」。2023(令和5)年春のリニューアルにより、レストラン内と乳肉加工棟内にそれぞれ体験スペースが登場しました。レストランの体験スペースでは、名物のジャンボシュークリームのトッピング体験や、ドライフラワーを使ったリース作りができます。乳肉加工棟の体験スペースでは、アイスクリームやソーセージ作りが楽しめます。ソーセージ作りはお肉を詰める工程から、ねじってソーセージにする工程まで、本格的な体験ができるのが魅力です。

まきばの館でアイスクリームやソーセージを作ろう
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新庄村の春を鮮やかに彩るがいせん桜のトンネルを歩く

1906(明治39)年に宿場町の街道の両側に植えられた137本の桜の木は「がいせん桜」と呼ばれています。現在は約400mにわたって5.5mおきに133本のソメイヨシノが立ち並び、春になると現れる桜並木のトンネルは新庄村を代表する春の景色です。街道の両側には水路があり、水がさらさらとやさしく流れる音は『残したい“日本の音風景100選”』にも選定されています。樹齢100年を越える古木を含む桜並木のトンネルを、往時に思いを馳せながらゆっくりと歩いてみましょう。

[DATA]
住所/真庭郡新庄村上町~旭町
電話/0867-56-2628(新庄村産業建設課)

新庄村の春を鮮やかに彩るがいせん桜のトンネルを歩く
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勝央町を代表する2大祭り(金時祭り、街道祭り)へ

9月上旬と10月上旬の勝央町勝間田(かつまだ)地域はひときわにぎわいます。なぜなら、9月上旬は街道祭り、10月上旬は金時祭りが開催されるから。勝間田は出雲街道の宿場町として栄え、美作七宿のひとつに数えられていますが、街道祭りはこの勝間田宿に町内外のアーティストを迎えて行われるイベントです。アートフリマやストリートパフォーマンス、出雲街道歴史ウォーキングなど、さまざまな催しが開かれ、大勢の人が訪れます。また、金時祭りは勝央町が終焉の地と言われている平安時代の武将・坂田金時(金太郎)に由来する祭りで、約40軒の屋台が並びます。

勝央町を代表する2大祭り(金時祭り、街道祭り)へ

まだまだ楽しみたい!美作国まるごとガイド~ぶらり散策編~

美作国が生んだ恵みを食べよう名産品ガイド

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