松島温泉の観光ではずせないレジャーは、松島湾の島々をめぐるクルーズです。代表的な仁王島や双子島、鐘島のほか、荒々しい岩肌の陰田島、縄文時代の遺跡が発見された舟入島、鷺島や兜島、鎧島など、珍しい島々を間近に見ることができます。運行会社によってコースが異なるので、好みの観光船を選びましょう。お土産には笹かまぼこをはじめとする水産加工品、宮城県第1号の地ビール「松島ビール」、600年以上受け継がれてきた銘菓「松島こうれん」など、多彩な品々が揃っています。
海に突き出るように建つ松島のシンボル。慶長9(1604)年、伊達政宗が瑞巌寺に先立って再建した東北地方現存最古の桃山建築で、中に安置された秘仏の五大明王像は、33年に一度御開帳される。
大型観光船「仁王丸」に乗って、松島湾内に浮かぶユニークなかたちの島々にまつわる話を聞きながら、絶景めぐりを満喫できる。コースのメインスポットである仁王島は必見。
10月から3月頃まで旬を迎えるカキを販売する、漁業組合運営の直売所。獲れたての新鮮なむき身生カキと加熱用カキ殻付きは賞味期限が4日間と長く、地方発送も店頭発送であれば可能だ。
国の重要文化財であり、三陸三十三観音霊場の第1番所としても知られる「円通院」。絵画のような美しさを誇る境内の中でも、伊達政宗の嫡孫・光宗の菩提寺として有名なのが「三慧殿」。厨子には支倉常長が西洋から持ち帰ったバラやフィレンツェを象徴する水仙が描かれ、訪れた人を魅了する。通称「薔薇寺」と親しまれる由縁の厨子のバラをモチーフにした庭「白華峰西洋の庭」や、江戸時代の名庭作家・小堀遠州による日本庭園も見応え十分だ。世界的にも名高い「円通院」の荘厳な歴史、美しい四季に触れてほしい。
1949年に創業の「松島直秀こけし製造元 二八屋物産店」は、「宮城県推奨品」「松島ブランド」認定の「松島直秀こけし」の製造元で、先代の本村直二郎氏が松島ならではの工芸品を作りたいと発起して製作。こけし専門店だけに豊富な品揃えでお土産をはじめ、こけしの絵付け体験もできる。松島を訪れた思い出作りにおすすめ。