越前漆器職人とショコラティエのマリアージュ。“和製バロタン”がGODIVAから登場!
バレンタインが近くなり、チョコについて考えることが増えてくる季節となりました。そんななか高級チョコの代名詞ともいえるGODIVAが、2022年に日本上陸50周年を迎えることを記念して、福井県の越前漆器とコラボレーションをした「バロタン」の販売を開始しました。
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ゴディバと福井県がなぜコラボ?
昨春に東京駅のGODIVA café Tokyoで永平寺の精進料理文化をテーマにしたコラボメニューが発表されたことを覚えている方もいると思いますが、なぜGODIVAと福井県なのでしょうか。
実はゴディバ ジャパンの社長であるジェローム・シュシャン氏が学生の頃に禅に興味を持ってフランスから来日した際、ヒッチハイクをしながら訪れたのが福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山・永平寺なんです。当時は実際に修行もしたというシュシャン氏は、弓道五段の腕前を持つ親日家としても有名です。
今回、福井県のブランド発信を推進するために設立された「フクイブランド・グランシュバリエ」の大使に選ばれたシュシャン氏が、福井の食だけではなく食文化や工芸にも関心を寄せたことから、越前漆器とのコラボレーションが実現したとのこと。
バロタンで、エコなたしなみのきっかけに
ベルギーが発祥のバロタンは、チョコレートを入れる専用の箱のこと。ベルギーでは、各チョコブランドが個性を出すアイテムとしてこだわって作る文化があるそうです。チョコを買いに行くときに包装が不要なバロタンは、サステナブルな生活の側面も。おしゃれなアイテムで自然にエコなたしなみを意識するきっかけにもなりそうです。また、越前漆器の風合いや上品な佇まいは小物入れとして部屋に飾っても楽しいですね。
越前漆器の質の高さに触れて携帯する楽しみを知る
1500年の歴史を持ち、業務用漆器の生産量は日本全体の80%を誇るという越前漆器。その特徴について、今回のバロタン制作者の山嘉商店の山田さんは「漆を塗り重ね積層を繰り返すことで強度を増します。堅牢さが越前漆器の特徴です」と言います。
シュシャン氏は「歴史、生産量、技術や技法、どれを取っても越前漆器がナンバーワンであると判断した。ヨーロッパのようなチョコレートを携帯する文化、バロタンを持って買いにくるエコなたしなみが生まれ、『その素材が実は越前漆器である』という発信を福井県と一緒に行いたい」と太鼓判。
おわりに
漆器に興味があったけど、ちょっと敷居が高いと感じていた方は、まずはこの機会に“和製バロタン”でその風合いに触れてみてはいかがでしょうか。
Godiva café × Fukui チョコレートバロタン
カラー/ゴディバカフェブルー
価格/3,850円(バロタン+好きなチョコレート2つ)
販売店舗/ゴディバカフェ