名峰・八幡平(はちまんたい)に抱かれた岩手県八幡平市は、雄大な自然がつくりだす絶景の宝庫。とりわけ春から初夏の時期にかけては、心揺さぶるような景色を楽しめます。雪の回廊と化すドライブコース「八幡平アスピーテライン」や雪解けの期間のみ見られる「八幡平ドラゴンアイ」、ブルーの湖面が魅力の「赤沼」など、その迫力や美しさは圧巻の一言。絶景と一緒に楽しみたいグルメやアクティビティも要チェックです。
「八幡平アスピーテライン」は、岩手県八幡平市と秋田県鹿角(かづの)市を結ぶ全長約27kmの山岳ドライブコース。新緑や紅葉も見応えがありますが、一番の魅力は4月中旬から5月の時期に現れる“雪の回廊”です。除雪によってできた雪壁の高さは最大約8メートル! 天気のいい日には、残雪の樹海や岩手山を眺めながら雪の回廊を進む、爽快なドライブを楽しめます。歩行者用の通行スペースも設けられているため、車を駐車場に停め、その大きさを間近で目にするのもおすすめです。
八幡平アスピーテライン
住所/岩手県八幡平市
電話/0195-78-3500(八幡平市観光協会)
通行期間/4月中旬~11月上旬(夜間通行止め期間あり)
アクセス/車:東北自動車道松尾八幡平ICより約20分
近年“東北の新絶景”として注目を集めているのが、「八幡平ドラゴンアイ」です。八幡平山頂に位置する「鏡沼(かがみぬま)」の雪解けの姿が龍の瞳のように見えることからその名がつけられました。深い青色をたたえる水面と真っ白な雪のコントラストは、息をのむような美しさです。直径約50メートルの龍の瞳を目にできるのは5月中旬から6月中旬の期間のみ。積雪量や天候によっても見え方が変わるため、“幻の絶景”とも呼ばれているのだとか。雪解け後すぐはより透き通るような青色を楽しめます。
八幡平ドラゴンアイ
住所/十和田八幡平国立公園八幡平地域
電話/0195-78-3500(八幡平市観光協会)
散策期間/5月中旬~11月上旬
アクセス/車:東北自動車道松尾八幡平ICより約35分、八幡平展望駐車場から徒歩約15分
「八幡平ドラゴンアイ」を望む「八幡平山頂散策路」や、高山植物の名所「黒谷地湿原」など、八幡平にはダイナミックな自然を満喫できるトレッキングコースが盛りだくさん! そのなかのひとつが、「御在所湿原」です。見どころは、季節ごとに色あいが変化する「赤沼」。地元では“五色沼”とも呼ばれ、春から夏は澄んだブルー、秋から冬にかけては黄褐色の水の色を見せてくれます。また、5月中旬にはミズバショウが、6月にはワタスゲが咲き誇り、より華のある光景に! 幻想的な沼と季節の植物を眺めながら、のんびり散策しましょう。
御在所湿原
住所/岩手県八幡平市緑ガ丘
電話/0195-78-3500(八幡平市観光協会)
散策期間/散策自由
アクセス/車:東北自動車道松尾八幡平ICより約20分
大地の恵みたっぷりの八幡平産食材をよりおいしく味わいたいときにおすすめなのが、「nollegretto(ノレグレット)」です。地元・藤田牧場の生乳を使った「ソフトクリーム」をメインに、ジェラートやベーグル、八幡平産マッシュルーム入りのピザにパスタと、バラエティに富んだメニューがラインアップします。看板メニューのソフトクリームは、なめらかな口どけとフレッシュな甘みに、ついうっとりしてしまいますよ。地元自慢のいちごやブルーベリーをトッピングしたソフトクリームもあるので、お好みでチョイスしてみては?
nollegretto
住所/岩手県八幡平市平舘第16地割107
電話/0195-68-7776
営業時間/11:00~18:00
定休日/無休
アクセス/電車:JR花輪線北森駅より徒歩8分、車:東北自動車道松尾八幡平ICより約8分
春先も雪が残る八幡平。緑きらめく自然を楽しむなら、初夏の観光がおすすめです。イチオシは、「Clubman Mountain Guide」が開催する「E-MTBでゆく 八幡平見どころ周遊ライド」。電動マウンテンバイクに乗って絶景スポットを巡る周遊ツアーです。ランチ付きの1DAYコースは、国指定特別天然記念物の「焼走り溶岩流」や雄大な岩手山を望む「岩手山パノラマライン」など、絶景の連続! 八幡平のダイナミックな自然を全身で感じましょう。ガイドがサポートしてくれるので、初めての方も安心してチャレンジできます。
Clubman Mountain Guide
住所/岩手県八幡平市松尾寄木2-712-2
電話/0195-78-3388
営業時間/プログラムにより異なる
定休日/不定休
アクセス/開催場所により異なる