太陽の恵みを受けるいわき市の気候は過ごしやすく、人々の心もあたたかい街。そこで育まれた食べ物は心を和ませてくれるものばかりです。歴史あるものから近年生まれたグルメまで、素材を生かした料理や飲み物、スイーツなど6選をご紹介します。
太陽の恵みを受けるいわき市の気候は過ごしやすく、人々の心もあたたかい街。そこで育まれた食べ物は心を和ませてくれるものばかりです。歴史あるものから近年生まれたグルメまで、素材を生かした料理や飲み物、スイーツなど6選をご紹介します。
東北有数のカツオの水揚地であるいわき市。ここで捕れるカツオは黒潮にのって北上してくるもので、ほどよく脂がのり、カツオ本来の赤身のおいしさが味わえます。藁を使用した高い火力でカツオの切り身を炙り焼きした「藁焼き」は、外側に焼き目がついて中側は生のままでジューシー。生臭みが消え、藁の煙が一層カツオの風味を引き立たせた極上の逸品です。
三陸以南の太平洋側、水深200メートルから700メートルの海底に生息し、主に底びき網で漁獲される、体長15cmほどの魚・メヒカリ。いわき市の魚に選定されているメヒカリは、皮が薄く脂が乗っていることが特徴で、干物や揚げ物、刺し身など様々な調理法で食べられます。特に丸ごと食べられる唐揚げは、フワフワした食感で、脂がじゅわっと溢れるいわき市民のソウルフードです。
ホッキ貝の貝殻に生のウニを贅沢に盛り、小石の上で蒸し焼きにしたいわき市の郷土料理。明治時代頃、生では日持ちしないウニを保存するために作られたのが始まりといわれています。味付けは一切なし、蒸し焼きすることでウニ本来の濃厚なうまみや甘味が濃縮されます。お好みにより醤油やわさび醤油をつければ、ご飯のお供にはもちろん、肴にもぴったりです。
全国的にも日照時間が長い、いわき市の緑豊かな大地で育った特産品のひとつが「サンシャイントマト」。そのネーミングは、太陽の降り注ぐ中、元気に育ったみずみずしいトマトをイメージしてつけられたものです。高品質で完熟した後も日持ちが良く、甘みと酸味のバランスが絶妙なのが特徴で、生ではもちろん、和洋中、どんな料理にもよく合います。太陽の恵みをいっぱい浴びているので、ビタミンCやリコピンが豊富に含まれています。
ぶどうの栽培から摘み取り、醸造、瓶詰め、ラベル貼りまでを、一貫しておこなっているいわきワイナリー。常時約30種類のワインを醸造しており、近年いわき市のお土産の定番になっています。日本酒好きには、四家酒造店の名酒「又兵衛」。飲みやすい甘口の「又兵衛 ふくみ」や太平桜酒造の「純米酒 絆」は女性に人気です。
100%ゼラチンを使用し、ひとつひとつ手作業で作るゼリー専門店「ゼリーのイエ」。色鮮やかで味の種類も豊富、ショーケースに並ぶ、プルンとした弾力のある食感のゼリーは見ているだけで幸せな気分になれます。ゲル化剤などは使わず、ゼラチンだけで固めているので口あたりが優しく、懐かしい味わい。午前中には完売してしまうほどの人気です。
[DATA]
住所/福島県いわき市常磐上湯長谷町釜ノ前1-1いわきFCパーク3F
電話/0246-84-8442
時間/10:00~15:00(売り切れ次第閉店)
定休日/毎週日曜日、第2・第4水曜日