【静岡】浜松で“桜咲くら”。世界一美しい桜とチューリップの庭園へ(魔女宅のパン屋へも寄り道)
静岡・浜松市にある「はままつフラワーパーク」では、世界一美しい「桜とチューリップの庭園」が3月下旬~4月上旬に見頃を迎えます。さらに、同園では開業20周年を記念して「浜名湖花博2024」を今年は特別開催予定。息をのむような絶景が広がる園内の様子を、旅色のコミュニティ「旅色LIKES」のメンバーで同市に住むさっかさんが昨年の開花写真も交えながら案内します。また、愛知のジブリパークで「魔女の谷」エリアが3/16にオープンすることにちなみ、浜松のフラワーパーク近くにあるパン屋「ぐーちょきぱん」も寄り道スポットとしてご紹介。
※「桜咲くら」は浜松市周辺で使われる遠州弁で「もうすぐ桜が咲くでしょう」の意味。
目次
はままつフラワーパークとは
日本全体で見るとほぼ真ん中に位置し、東京と大阪から新幹線で約90分とアクセス至便の浜松市。
そんなまちの自慢の観光スポットが、浜名湖の湖畔にある植物園です。広さ約30万平方メートル(東京ドーム6.4個分)の中に四季折々3,000種類以上の植物が植えられていて、地元の人々の憩いの場となっています。
メインゲートより入園するとまず目を引くのが噴水池。音に合わせて噴水ショーが行われます。決して派手なショーではないけれど、子どもたちには人気で、ショーが始まるとはしゃいで走り回っていました。 噴水の向こうには花で浜松市やはままつフラワーパークにまつわるキャラクターが描かれています。
とても広い園内を巡るのに便利なフラワートレインも走っていて、ガイド付きなので、初めての方はまずはこれで1周するのもいいかもしれません。丘の上に立つ大温室へは、2020年に設置されたスロープカーから。桜を望む景色も楽しめます。
また、浜松市は「日本のモザイカルチャー発祥の地・浜松」を謳っていて、池の向こう側にはモザイカルチャーが。モザイカルチャーは、金属のフレームに花や緑を植え込んだ大型の園芸アートだそうです(ちなみに浜松駅北口前には出家大名家康くんのモザイカルチャーがあります)。
世界一美しい桜とチューリップの庭園
春に開催される世界一美しい「桜とチューリップの庭園」では、700本のソメイヨシノやヤマザクラをはじめ、600本の八重桜が次々と見頃を迎えます。カラフルな50万球のチューリップも園内各所で咲き誇り、まさに春が来たことを感じられる場所。
園内にはテイクアウトができるカフェもあり、お弁当などの持ち込みもできます。ベンチもあちこちに設置されているので、桜とチューリップを前にそよ風を浴びてピクニック、なんていうのも春らしくていいですね。
3月23日(土)からは夜桜のライトアップも!
3月23日(土)~4月6日(土)には夜桜ライトアップも行なわれる予定(開花の状況により変動の場合あり)。昨年は昼間から滞在し、ライトアップの夜まで、陽とともに咲く姿が移り変わる桜とチューリップを楽しみました。私のイチオシは池に写りこむ桜。昼間とは別の場所かのような幻想的な光景です。
前回開催時は130万人が来場! 10年ぶりに開催される浜名湖花博2024
2004年に開催された「浜名湖花博2004」から20年を記念して開かれるイベントです。「はままつフラワーパーク」のほかに園から車で10分ほどのところにある「浜名湖ガーデンパーク」でも開催されます。 「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナ デジタル田園都市(ガーデンシティー)~」がテーマ。
「はままつフラワーパーク」では、人気ガーデンデザイナーによる3つのガーデンが誕生したり、花々を360°楽しめる映像の特設シアターが設置されたり、噴水の池では噴水ショーが映像を使った特別仕様になったりと盛りだくさんで、楽しみです。
「浜名湖ガーデンパーク」では、今回のために11の庭園を整備し、5,000品種、100万株の花と緑が彩ります。
前回開催時は130万人が訪れた大人気イベントから、目が離せません。
◆はままつフラワーパーク
住所:静岡県浜松市西区舘山寺町195
電話:053-487-0511
開園時間:<3月~9月>9:00~17:00、<10月~11月>9:00~16:30、<12月~2月>10:00~16:30
・浜名湖花博2024
<はままつフラワーパーク会場>
開催日程:2024年3月23日(土)~6月16日(日)
ウォータースクリーン大噴水ショー
開催日:3月23日(土)~4月6日(土)、4月25日(木)~5月5日(日祝)
開催時間:①18:30~ ②19:00~ ③19:30~ ④20:00~ ※④は土・日・祝日のみ開催
<浜名湖ガーデンパーク会場>
住所:浜松市西区村櫛町5475-1
開催日程:2024年4月6日(土)〜6月2日(日)
まるで「魔女の宅急便」なパン屋さんへも足を延ばして
3月16日には愛知県のジブリパークで「魔女の谷」が全面オープンしますが、浜松にも「魔女の宅急便」の世界に浸れるスポットがあるんです! 作中で登場するパン屋さんと同じ名前の「ぐーちょきぱん」。「はままつフラワーパーク」から、車で10~15分ほどのところにあり、「魔女の宅急便」ファンには有名です。
店内はショーケースの中にパンがずらりと並びます。デニッシュパンに菓子パン、惣菜パンと種類豊富。何があるかはその時のお楽しみだそうです。1組ずつ入店するこじんまりとした店内。ドアを開けると「あのぐーちょきぱんだ!」と感動するはずです。
2階はイートインスペースになっています。店主でパン職人でもある大村さんが 「パンを食べた人が、穏やかでまあるいきもちになれますように」との思いをこめて作られるパンは、どこか懐かしい気持ちになる、優しい甘さのパンでした。売り切れ次第終了のようなので、午前中に行くことをオススメします。私が日曜日の朝10時ごろ訪問した際は、またショーケースにたくさんのパンが並んでいました。
◆ぐーちょきぱん
住所:松市西区庄内町330
電話:053-487-6288
営業時間:7:00~19:00
定休日:月曜、毎月第3日曜日 ※夏季・冬季の連休あり
おわりに
「浜名湖花博2024」を前に盛り上がる、「はままつフラワーパーク」をご紹介しました。浜松市はお花見を考えた時に、まず選ばれる街ではないかもしれませんが、植物園として管理され、美しいチューリップと桜の共演が高確率で楽しめるのが魅力。今年は3月末ごろに浜松市も桜は満開でしょうか。ぜひパンを買ってからお花見に来てください。
◆この記事を書いたメンバー:さっかさん
沖縄の離島が大好き。以前は年の4分の1ほど石垣島に滞在していました。47都道府県制覇が目標。それぞれの県で絶景をめぐったりサイクリングしたり、アクティブな旅をしています。