ホテルの楽しみ方が変わる! 噂の“道の駅ホテル”宿泊レポ【兵庫県但馬エリア】
トリンドル玲奈さん表紙・巻頭の『旅色FO-CAL兵庫県但馬(たじま)エリア』で取り上げた、「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」が衝撃的でした。ロビ―ラウンジの脇にダイニングキッチンのような共用スペース、周辺の飲食店を利用してもらうために館内にレストランがなく、客室はキングとダブルの2タイプのみ。お部屋にシャワーブースはありますが、バスタブがありません。それでも、旅好きは大満足の「かゆいところに手が届く」ホテルなんです。新しい宿泊の形がここにありました。
目次
「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」とは?
「地域の知られざる魅力を渡り歩く、旅の拠点となるホテル」として、マリオット・インターナショナルが手掛けたカジュアルスタイルのブランドホテルです。北海道から九州まで、29施設(2023年11月現在)を展開。その名のとおり、全国の29施設すべてが道の駅に近接しています。
魅力的なのは、そのロケーションだけではありません。「地域を渡り歩く」という目的のもとで宿泊するのに、ぴったりの機能が揃っているんです。
[1]ロビーラウンジで“リラックスできる”
意外と重要だと思うのですが、ロビーラウンジの居心地がよいんです。ゴージャスすぎず、簡易的でもなく、ソファとベンチの間隔が程よく、ナチュラルで温かみのあるリビングのようです。イメージは「創業者のマリオット一家がゲストを招いて休暇を楽しんだフェアフィールド農場」。上品でリラックスできる空間です。
[2]共用スペースは客室の拡張エリア
共用スペースには、24時間無料で使えるコーヒーマシンがあります。コーヒーだけでなく、お茶や紅茶、お味噌汁まで揃えています。食事をとるスペースもあるので、お部屋で食事をして匂いとゴミが気になる方にもぴったり。電子レンジやオーブントースター、そしてカトラリーも完備。客室の延長スペースとして利用できます。
フロント近くの「マーケットプレイス」では地元の名産品や軽食を販売しているので、活用しましょう。
[3]客室はミニマルで機能的、だけじゃない
客室タイプはキングとダブルの2種。キングタイプはこのような感じでした。別日にツインにも泊まりましたが、ツインは2つのベッドが置いてある分、若干窓辺のソファーベンチの前が詰まっているような気もしますが、あまり気になりません。手前右手にバスルームがあります。
マットレスが厚く、ベッドはわりと高めです。キングベッドのサイズは180㎝で、シモンズ社製とのこと。両サイドの枕元にはコンセントがあります。
シンプルなホテルは、寝る空間と生活空間が一緒であることが多いのですが、洗面台のところでふすまのように区切れるので、バスルームの目隠しにもなりますし、入口も隠れます。ちなみに、ナイトウェアはワンピースタイプでした。
個人的にいいなと思ったのは、フックとハンガーの多さです。一日持ち歩いていたバッグをベッドに置くのは気が引けるものの、荷ほどきしていると結局手狭になってベッドの上にコートや脱いだ服を置いてしまうことも多々。これだけフックとハンガーがあれば、2人で泊まっても場所の取り合いになりません。
窓辺のソファベンチの横に、セキュリティボックスと冷蔵庫、コーヒーや紅茶、ミネラルウォーターもあります。
[4]細かい工夫のバスルーム
シャワーやトイレのあるバスルームと寝室の間に、境界線のようにある洗面台はカウンタータイプ。鏡は角度の調整ができるうえに、拡大鏡がついているのでお化粧にも便利。鏡の下には厳選されたアメニティがあります。
シャワーブースには通常のシャワーに加え、レインシャワーが設置されています。バスチェアもあるので、ご年配の方やお子さんも安心です。シャワーの左手には小さな台もあり、いつものアメニティを使う時の工夫もなされています。場所によっては近隣の道の駅に温泉があるのでそちらを利用するのもありです。
「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」の宿泊券をプレゼント!
ここまでおすすめポイントをアツく語らせていただいた「フェアフィールド・バイ・マリオット」の宿泊券(1泊1室大人最大2名様まで利用可能)を、2組様にプレゼントいたします。プレゼントのご応募には、「旅色FO-CAL」兵庫県但馬エリア×フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル特集を読んでのアンケート回答が必須です。たくさんのご応募をお待ちしております!
応募期間:2023年11月6日(月)~2023年12月5日(火)
おわりに
「おわりに」と言いつつ、ほかにもまだあります。エントランスから客室、客室のなかもフラットなのでどんな方でも利用しやすいですし、すべての客室の定員は大人2名までですが、つなげられるお部屋もあるので、カスタマイズもできます。「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」を目的にした旅もよいですが、ここに荷物を置いて、身軽になって地域に入り込む、一歩踏み込んだ旅をするのにおすすめのホテルです。慣れない土地に疲れても、確かなクオリティのホテルがある、とわかっているのは心強いこと。『旅色FO-CAL兵庫県但馬エリア』を参考に、「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」を拠点に、地域を渡り歩く旅を楽しんでください。