苔スイートルームに苔モーニング、苔に囲まれた露天風呂…「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で苔に埋もれて涼をとる旅【青森県】

青森県

2023.08.19

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苔スイートルームに苔モーニング、苔に囲まれた露天風呂…「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で苔に埋もれて涼をとる旅【青森県】

連日、熱中症警戒アラートが発表されている今年の避暑は、緑豊かな場所がおすすめです。森の中は木々が日光を遮るため気温が上がりにくく、さらに葉から水が蒸発する際、周囲の熱を奪うため、涼しく感じるそう。その点、青森県の奥入瀬(おいらせ)渓流は、国指定の特別名勝および天然記念物(特別保護区域)に指定され、ミシュラン・グリーンガイドでも二つ星に選ばれた景勝地。渓流もあるので、目にも耳にも涼やかです。さらに奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、奥入瀬渓流の苔の魅力に触れられる宿泊プラン「おいらせ苔旅」の予約を受付中です。「苔!?」と思った方にこそ勧めたい、暑さを忘れるほどに爽やかで幽玄な世界が待っています。

目次

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奥入瀬渓流の「苔」は必見の観光スポット

特別宿泊プラン「おいらせ苔旅」の3つの特徴

さらに苔を楽しめるパブリックエリア

「おいらせ苔旅」を楽しむために

おわりに

奥入瀬渓流の「苔」は必見の観光スポット

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

青森県、秋田県、岩手県にまたがる十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園内を、約14kmにわたって流れる奥入瀬渓流。日本にある約1,800種類ある苔のうち、約300種類以上が生息するため「苔の聖地」として知られ、2013(平成25)年には「日本の貴重なコケの森」に選定されました。奥入瀬渓流の苔は、守るべきと同時に、見るべき名物でもあるんです。そんな苔の魅力を初心者にもわかりやすいようにと「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」が苔にまつわるコンテンツを提案しはじめてから10年。10周年を記念して、苔にまつわるコンテンツがパワーアップ! 「苔旅」の真骨頂ともいえる、特別宿泊プラン「おいらせ苔旅」を少しだけご紹介します。

特別宿泊プラン「おいらせ苔旅」の3つの特徴

特徴1:苔をテーマにしたラグジュアリーなスイートルーム

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

苔スイートルーム

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

ベッドボードには本物の苔を展示

宿泊は、1室のみの「苔スイートルーム」。室内の至るところに渓流や苔を感じられるデザインが施され、リビングルームの壁や床下には本物の苔を使用したインテリアも。さらに、さまざまな種類の苔が生息する奥入瀬渓流をイメージした、テラリウムのような苔テーブルにも注目。苔むす自然に抱かれているようなくつろぎが感じられます。

特徴2:メインディッシュは苔!? ユニークな特別朝食

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

苔スイートルームの特別朝食「苔モーニング」

苔スイートルーム限定の特別朝食「苔モーニング」は、味へのこだわりだけでなく、苔に見えるような工夫が施された品々。スペシャリテのスモーブロー(北欧発祥のオープンサンド)は、アボカドやルッコラなどを使い、岩の上に苔が生えている風景を表現しています。

苔スイートルームの特別朝食「苔モーニング」

ルーペで観察するユニークな楽しみも

さらに、食事には、苔を観察するときに使用するルーペと、スプレーボトルに入ったオイルという見慣れないセットも。食べる前に料理にオイルをかけ、ルーペを使って観察すると、まるで水滴をまとった本物の苔に見まごうほど。食べるとまったく別物なのが不思議に感じるほどです。

※仕入れ状況により、料理内容や食材の産地が一部変更になる場合があります

特徴3:苔の魅力を知る2つのプログラム

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

プログラム1:苔さんぽ

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

プログラム1:苔さんぽ

奥入瀬渓流は、渓流のすぐそばに遊歩道が設置されているため、苔の観察に適しています。奥深い世界ゆえビギナーや、よりその魅力にハマりたい人におすすめなのが、苔を熟知している渓流コンシェルジュの案内による「苔さんぽ」。奥入瀬渓流の中流域、30分ほどで歩ける約1kmのコースを、2時間を目安に苔を観察しながら歩きます。苔の構造や生態、苔と森のつながりを学びながら苔の魅力に触れられます。

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

プログラム2:こけ玉作り体験

奥入瀬渓流に生息する苔やシダ、 カエデ、ブナなどの植物を使って、苔むした岩を表現する「こけ玉作り体験」が館内で楽しめます。完成したこけ玉は持ち帰れるので、旅を終えてからも苔を愛でることができます。

さらに苔を楽しめるパブリックエリア

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

渓流-BASEの壁面にある「苔アートウォール」

館内のパブリックエリア「渓流-BASE(けいりゅうべーす)」には、本物の苔を用いた幅約8.5m、高さ約2mの巨大な「苔アートウォール」が設置されています。使われているのは、奥入瀬渓流に生息しているホソバオキナゴケで、本物の苔のふわふわした質感に触れたり、ルーペを使って観察することも。

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

苔の壁に囲まれた渓流露天風呂

豊かな自然、そして眼の前に渓流を臨む渓流露天風呂をぐるりと囲むのは、本物の苔を使った高さ約3.5m、幅約16mの壁。湯船を囲うように設置されているので、苔むした渓流のなかで湯浴みをしているように感じられます。間近で苔を愛で、渓流のせせらぎを聞きながら、森林浴ができる温泉なんて、まさに極楽です。

「おいらせ苔旅」を楽しむために

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

苔スイートルームでの1泊2日の宿泊、青森の名産品であるりんごをモチーフにしたビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」での夕食 、お部屋での苔モーニング、こけ玉作り体験に苔さんぽと、滞在からアクティビティまで苔尽くしの宿泊プラン「おいらせ苔旅」は、2024年6月19日までの期間限定! 季節ごとに訪れるのも楽しいですよ。予約は公式サイトより、一週間前まで受け付けています。

おいらせ苔旅
料金/94,890 円~(2名1室利用時1名あたり、税込)
定員/1日1室1組4名まで
URL/https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/
※7月29日~11月5日チェックインの期間は2泊以上のみ予約可能
※天候により、アクティビティが中止となる場合あります

◆星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
住所/青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話/050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数/187室、チェックイン15:00/チェックアウト12:00
料金/1泊 22,000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
アクセス/JR八戸駅または新青森駅から車で約90分(無料送迎バスあり、要予約)

おわりに

旅色LIKES/星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

奥入瀬渓流は、渓流に沿って歩道があり、気軽に散歩できるのが魅力です。春にはみずみずしい新緑、夏には濃い緑、秋には燃えるような紅葉、冬には荘厳な冬景色で楽しませてくれますが、ただ通り過ぎるなんてもったいない。その美景を形作る苔に注目し、奥入瀬渓流をもっと知る旅へ出かけましょう。

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#苔 #星野リゾート #青森 #奥入瀬 #奥入瀬渓流ホテル

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『月刊旅色』副編集長。写真家・浅田政志さんの連載「宿旅」を担当して痛感したのは、全国各地にいい宿がたくさんあるということ。趣味は「温泉石鹸」集め。名物・お土産探しが大好きですが、下戸なので銘酒やお酒との相性はちんぷんかんぷんです。

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