【青木裕子の親子旅】海だけじゃない。夏こそおすすめな熱海・穴場アスレチックへ
GWも過ぎ、たまった疲れが出てくるこの時期。長男のサッカーの試合が熱海で行われると聞きつけ、便乗して一泊二日の旅行へ。温泉で疲れを癒し、サッカーコートの隣だからという理由で訪れた公園で思い切り体を動かしてきました。これからの季節、王道の海遊びだけではない、熱海の穴場情報をお伝えします!
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小学生以上の子連れに嬉しい、くつろぎと遊びを両立する温泉宿へ
今回宿泊したのは、熱海駅からほど近い「料亭旅館 熱海 小嵐亭」。明治29(1896)年に皇太子の教育主任東宮太夫・曽我祐準(そがすけのり)子爵が建てた別荘「小嵐亭」が前身となっている老舗宿です。
長男は、宿泊当日にもサッカーの試合があるということで、私と次男で先にチェックインすることに。小学校2年生の次男を私は大浴場に連れていくことが出来ないので、温泉付き客室がある旅館がマスト! 小学生の子供を持つ親あるあるでしょうか。ちょっと贅沢ですが、その分存分に楽しもうと決めて行ってきました。
石造りの内風呂が付いた離れ「春日」に宿泊。無加水・源泉かけ流しの天然温泉がとても良くて、息子と一緒にたっぷり満喫しました。また、離れだと小学生の息子たちが多少騒いでも気にならず、部屋食プランもありがたかったです。子供たちの食事ペースや周りに迷惑がかからないかなど気にしていると、せっかくのおいしい食事の味をほとんど覚えていない、となりがちですから……。
日本庭園も素晴らしく、部屋から眺めるのも本館の大浴場に行く際などにも気持ちが良かったです。子供たちも池で鯉に餌やりが出来て(無料の餌を用意してくださっている優しさ!)お部屋でのんびりしたい私と、のんびりばかりもしていられない子供たち両方に嬉しい旅館でした。
◆料亭旅館 熱海 小嵐亭
住所:静岡県熱海市小嵐町1-16
電話:0557-81-6655
夏にぴったりの本格アスレチック公園
翌日は長男のサッカー大会の会場「姫の沢公園スポーツ広場」へ。小嵐亭からは、車で15分ほどです。
スポーツ広場は、日本の都市公園100選指定公園であり、108ヘクタールの敷地を有する自然公園・姫の沢公園の中にあります。無料で遊べるアスレチックがあるということで、「応援もしつつ、ずっとお兄ちゃんが出るわけじゃないから合間でアスレチックに行こう」と次男と共に行ってきたのですが……このアスレチックが想像をはるかに超えた充実度でした!
アスレチックは全部で49種類。AコースとBコース(異なるアスレチックが全10種類ずつあり、11番目から合流)がありますが、今回我々は、スポーツ広場近くからスタートするAコースに挑戦してきました。ちなみに、スポーツ広場にも、Bコースのスタート地点近くにも無料駐車場がありましたよ。
Aコース最初は大きな輪投げ。余裕で楽しんでいられたのは、3番まで。どんどん山の中に入っていきます。
そう! 姫の沢公園のアスレチックコースは山の斜面に造られていて、進んでいくためには山を登っていかなければいけないのです。公園内は450m~700mの標高差があるので、200m以上は登ったでしょうか。なかなかハードでした。途中標高600mの看板を見つけ「高尾山より高いねえ」なんてしみじみ。
山登りの道中で突如現れるアスレチックには毎回テンションが上がります。どれもなかなかチャレンジしがいのあるものばかり。山中なので、ダイナミックな写真もたくさん撮れました。
さまざまな体の動かし方を経験することで、運動神経を鍛える
この全身を使って楽しめるアスレチックコースが今回の学びポイントです! というのも、現代っ子たちはなかなか思いっきり全身を使って動き回る機会がないですよね。サッカーや野球などの競技をしていても、どうしても特定の動きに限られがちです。そんな子供たちにとって、全身を使ってバランスをとったり、伸びたリ、縮んだりと多種多様な動きが求められるアスレチックに挑戦することで、楽しみながら動きの経験を積めるのは大事なことだと考えています。
実は今回、私も次男と一緒に回って、彼が背中を反らせる動きが苦手だということに気が付きました。単純な後屈の動きだと油断していましたが、意識して取り入れないといけないなと思うことが出来ました。
◆姫の沢スポーツ公園広場
住所:熱海市熱海字笹尻1804-5 地内
電話:0557-83-5301
開園時間:3月~10月09:00~17:00、11月~2月09:00~16:00
休園日:12月29日~1月3日
おわりに
自然いっぱいの山の中で思いっきり体を動かす体験は子供たちにとって良い学びになりますね。それに、実は私、息子たちと山登りをするたびに、「道の途中に変化があると子供たちが飽きずに登れて助かるなあ」と思っていたのですが、まさに姫の沢公園のアスレチックは飽きずに山登りをしながら、楽しめる、一石二鳥な場所でした。
標高が高いため、夏でも比較的快適に遊べるようですので、夏休みのお出かけに是非候補に入れてみてください。土で汚れてしまうので(私の反省です笑)くれぐれも、白い靴は履いていかないようにしてくださいね。