六本木は音楽と縁のある街
今も昔も日々ライブが楽しめる
野宮:クリスさんは、いつ頃から六本木に?
クリス:僕は子供の頃から。父親がアメリカンクラブのメンバーで、アメリカ大使館も近く、当時の六本木はアメリカ村だったから、ガキの頃から遊んでた。
野宮:子供の頃からなのね。六本木ヒルズ開業以前の街は、どんな感じだったの?
クリス:ちょっと高級感があったかな? 新宿や池袋、渋谷よりもハイソな感じ。でも、ヒルズができる前ぐらいに、ちょっと歌舞伎町化して。
野宮:80年代ね。ディスコとか。
クリス:それで、高校生ぐらいになるとディスコに行ってた。もう時効だよね?
野宮:ふふ。どこに行っていたの?
クリス:赤坂見附のビブロスとか。
野宮:ビブロスは大人のディスコで、憧れてた。外タレも多くて。
クリス:そこでクラプトンも見た。いろんな人がライブ終わりに来ていたから。
野宮:私は玉椿とか、レキシントン・クイーンも外タレがお忍びで来るから行ってた(笑)。「レッドシューズ」は今でも行ってる。小さなライブハウスもたくさんあったよね?
クリス:PIT INNもあったしね。小さい箱もいいよね。「エレクトリック神社」はジャムセッションをやっていたり……。
野宮:クリスさんはベースを弾くから参加してもいいよね?
クリス:恐れ多いよ(笑)。「バウハウス」もあるしね。六本木はサパークラブから歴史が始まっているから、生バンドがいる店が多いんだよね。世代を超えて。
野宮:そうね。「ビルボードライブ東京」は私も毎年ライブをさせていただいてるけど、海外の素晴らしいアーティストも出演するから、クリスさんと共通で好きなアーティストが来たら、一緒に行ってみたいな。