川島海荷さんと訪れたのは、城下町・宿場町として栄えた松阪。江戸時代に商家が軒を連ねたという街の中心部には貴重な建物が数多く残り、市の郊外には雄大な自然スポットも。「新しい発見がある旅が好き」という川島さんは、松阪の歴史スポットに興味津々。とっておきのご当地グルメも楽しみました。
写真/浅田政志 動画/プログレス 文/若宮早希
プラン作成/吉川綾乃(旅色コンシェルジュ)
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。
最新の公式情報をご確認ください。
川島海荷さんと訪れたのは、城下町・宿場町として栄えた松阪。江戸時代に商家が軒を連ねたという街の中心部には貴重な建物が数多く残り、市の郊外には雄大な自然スポットも。「新しい発見がある旅が好き」という川島さんは、松阪の歴史スポットに興味津々。とっておきのご当地グルメも楽しみました。
写真/浅田政志 動画/プログレス 文/若宮早希
プラン作成/吉川綾乃(旅色コンシェルジュ)
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いい香りに包まれた
イングリッシュガーデン
美しく手入れされたイングリッシュガーデンがある農業公園。約60種類500株のバラの花が咲くローズガーデンや白いガゼボのあるチェルシーガーデンなど9つのエリアがあり、四季を通して花を楽しめます。6月上旬~7月中旬には白く可憐な花を付けるアジサイのアナベルが見頃を迎えます。花の香りが漂う園内を散策した川島さんは、「いい香り~」と深呼吸。園内で季節限定のバラのジェラートも味わいました。。
[DATA]
住所/松阪市伊勢寺町551-3
電話/0598-63-0050
時間/松阪農業公園ベルファーム9:00~17:00(施設により異なる)、イングリッシュガーデン 10:00~17:00
定休日/水曜日(祝日の場合は翌日休)、12月31日、1月1日
料金/無料
松阪市民のソウルフード
松阪名物の「鶏焼き肉」は、味噌ダレを絡めた鶏肉を網焼きにして味わうご当地グルメ。市内には約20軒の専門店があります。なかでもとりいち本店は、三重県を中心に10軒の支店を持つ人気店です。テーブルの上のコンロで自ら焼いて、焼きたてアツアツを味わいます。人気メニューはもも肉や手羽先、肝などさまざまな部位を楽しめる松阪地鶏の盛り合わせ。
[DATA]
住所/松阪市伊勢寺町2640-1
電話/0598-58-4780
時間/11:00~14:00、17:00~21:00
定休日/月曜日(祝日の場合は営業)
お店があるのは、松阪市のなかでも日中と夜間の気温差が大きく、お茶作りに適した飯南地域。お店の前には一面のお茶畑が広がっています。店内に入ると、茶香炉から漂う香ばしいお茶の香りが。日本茶のおすすめは甘みと旨味が引き立つ深蒸し煎茶、千寿500円。急須で淹れ立ての香りを楽しめます。パフェ850円やあんみつ、ようかんなど、お茶を使ったスイーツも充実。
[DATA]
住所/松阪市飯南町粥見4209-2
電話/0598-32-5588
時間/9:00~17:30(日本茶カフェ10:00~16:00)
定休日/水曜日
珍布峠は松阪と和歌山を結ぶ旧和歌山街道にあり、天照大神(あまてらすおおかみ)と天児屋根命(あまのこやねのみこと)がこの峠でばったり出会ったという伝説が残る場所です。岩を素掘りして造られた切通しの道で、ダイナミックな景観が魅力。香肌峡は櫛田川の上流に約40km続く渓谷で、カヌーでの川下りなどアクティビティも体験できます。
[DATA]
住所/松阪市飯高町
電話/0598-46-1111(道の駅 飯高駅)
この香り、たまらない!
松阪牛のすき焼きを提供する「牛鍋屋」として明治35(1902)年開業、今年で創業120年を迎える牛銀本店。割り下を使わず砂糖と醤油のみで作るすき焼きは、松阪牛特有の上品な和牛香を最大限に引き出した極上のひと品です。仲居さんが鉄鍋で一枚一枚丁寧に焼いてくれるので、最もおいしい焼き加減で味わえるのも魅力。「柔らかくて、口の中でとろけます!」と感動しきりの川島さんでした。
[DATA]
住所/松阪市魚町1618
電話/0598-21-0404
時間/11:00〜20:00(L.O.19:00)
定休日/不定休(HPで要確認)
大正時代、松坂城二ノ丸跡で創業した老舗料亭。旅館を営む料亭として人気を博しています。建物は、松阪の商人の別邸を買い取り増築したという歴史あるもの。明治末期の近代和風建築を昭和初期に改築しており、国の登録有形文化財にも登録されています。松阪牛や伊勢の魚介を堪能できる料理自慢の宿で、旅の疲れを癒します。
[DATA]
住所/松阪市殿町1295
電話/0598-21-2501
料金/1泊2食付き2万7,500円
(1名料金・名産松阪牛 牛肉懐石の夕食コース)
松坂城跡の後は、城跡南西側にある本居宣長記念館へ。本居宣長は、松阪出身の江戸時代の国学者で医師。日本最古の歴史書とされる『古事記』を読み解いたことで、その功績が知られています。記念館には、宣長にまつわる資料や直筆の書物など貴重な展示がずらり。注目は、宣長が10代の頃に手書きしたといわれる日本地図です。正確な測量技術がない時代に作られたとは思えないクオリティ。研究熱心な宣長の性格を表した象徴的な資料です。
[DATA]
住所/松阪市殿町1536-7
電話/0598-21-0312
時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
料金/400円(本居宣長旧宅と共通)
松阪市民の
「やきそば」といえばこれ!
昭和4(1929)年に創業した不二屋は、初代店主がうどん店としてスタート。中華そばとやきそばは、関西を食べ歩いた2代目店主が試行錯誤のすえ開発したオリジナルメニューです。中華そばは、魚介からとった和風ダシのやさしい味わい。やきそばはサクサクに揚げた麺の上に、とろみのある和風ダシのスープをかけたひと品です。
[DATA]
住所/松阪市中町1900
電話/0598-23-9605
時間/11:00~14:30、16:00~19:00(土・日曜日、祝日は~18:00)
定休日/木曜日
専門誌でも取り上げられ、客足が途絶えることがないうどん専門店。一番人気はカレーうどんで、半数以上の客が注文するといいます。特徴は、とろみが強くスパイシーなカレー味のスープ。柔らかい太めの手打ち麺にスープがよく絡み、一度食べたらヤミツキになると評判です。ベーシックな鶏肉入りのほか、エビ天や松阪牛などバリエーションはいろいろ。
[DATA]
住所/松阪市川井町772-15
電話/0598-26-3315
時間/11:00~14:00(L.O.13:45)
土・日曜日、祝日は11:00~14:00(L.O.13:45)、17:00~20:00
定休日/水曜日
築109年の米蔵を利用したベーカリーカフェ。奥行きのある店内は、手前が焼きたてパンの販売、次が雑貨のショップ、奥がカフェとなっており、カフェスペースでお店のパンを味わえます。大きな本棚があり、松阪ゆかりの文化人や歴史に関する書籍、旅の本などがずらり。店内の本は、自分のニックネームを書いたしおりを付けることができ、次に来たときに続きを読めるようになっているので、読書好きな地元の人たちの憩いの場になっています。
[DATA]
住所/松阪市本町2180 mae藏
電話/0598-67-8249
時間/10:00~20:00
定休日/火曜日
三井家ゆかりの地へ
三井グループの家祖・三井高利ゆかりの場所が、三井家発祥地として残されています。敷地内には高利の父・高俊の墓、高利の長兄の供養碑、高利が産湯に使ったと伝わる井戸があり(非公開)、通りを挟んだ向かい側には、三越のシンボルであるライオン像のある豪商ポケットパークがあります。かつて三井家にあった建物をイメージした四阿(あずまや)もあり、休憩所になっています。
[DATA]
三井家発祥地
住所/松阪市本町2214
電話/0598-23-7771(松阪駅観光情報センター)
豪商ポケットパーク
住所/松阪市本町2176-10
電話/0598-23-7771(松阪駅観光情報センター)
時間/見学自由
料金/無料
国産はちみつを
お土産に
大正元(1912)年に創業した老舗のはちみつ専門店。三重県の花から採蜜した一番人気の「花々」をはじめ、アカシア、とち、りんご、そばなどさまざまなはちみつが揃っています。はちみつ入りのアイスクリームを最中で挟んだはちみつ最中アイスは街歩きのお供にぴったり。ミルクや抹茶、黒ごま、きな粉、チョコチップの5種類のフレーバーがあります。
[DATA]
住所/松阪市中町1873
電話/0598-26-8133
時間/10:00~17:30
定休日/木曜日(祝日の場合は営業)
旅の締めくくりに
お土産をまとめ買い
旅の締めくくりにお土産をまとめ買い。まつさか交流物産館はJR松阪駅に隣接しており、最後のお買い物に便利な場所にあります。人気は松阪牛のしぐれ煮や肉味噌。そのほかにも松阪茶、松阪もめん、松阪銘菓など、代表的なお土産が勢ぞろいしています。松阪牛の精肉は店内販売のほか、発送も可能。
[DATA]
住所/松阪市京町301
電話/0598-22-3770
時間/9:00~18:00
定休日/年末年始
松阪市ゆかりの偉人である松浦武四郎の功績を紹介する松浦武四郎記念館は、近鉄伊勢中川駅東口から車で約7分。松阪出身の武四郎は幕末から明治維新期に探検家・作家・学者など多方面で活躍。特に「北海道の名付け親」として知られています。2022年4月にリニューアルオープンした記念館では、武四郎に関する資料を展示。武四郎が建てた一畳の書斎、一畳敷の原寸模型も。
[DATA]
住所/松阪市小野江町383
電話/0598-56-6847
時間/9:00~16:30
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、祝日の翌平日、年末年始
料金/360円、6~12歳230円
松阪の名産品市場 →