《群馬編》
香がたかれ、水の打たれた石畳の玄関、四季折々の風情をみせる庭園、廊下の片隅や踊り場などにさりげなく生けられた季節の花。日本情緒が漂う空間には上質な大人の旅時間が流れる。純和風の数寄屋造りの客室には落ち着きある調度品が配され、庭園付きの客室からは春はれんぎょう、しゃくなげ、紫つつじなどの山花が可憐に咲き競い、秋には楓の紅葉が訪れる人の心を和ませる。春夏秋冬の景色を愛で、老舗「ての字屋」ならではの配慮の行き届いた極め細やかなもてなしに心委ねよう。
大きな宿もいいけれど、特別な時間を楽しみたいならば客室の限られた旅館・ホテルもおすすめ。静寂に包まれ、ファシリティもこだわりのものばかり。スタッフのサービスもきめ細かく、まるで自分たちの別邸にいるかのようです。思い切り羽を伸ばし、大切な人とゆったり過ごす特別なステイを。