アートに心癒される旅。東京都現代美術館 オラファー・エリアソン展へ
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みなさんこんにちは! 旅色アンバサダーを務めさせていただくことになりました、大石絵理です。私が連載するのは「アート旅」。昔からアートが大好きでいろいろなところへ旅しているので、ステキなアートでみなさんの心が癒されるような旅をシェアできたらと思っています。
東京都現代美術館「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
第1弾は……こういう時期なので、都内の方向けに近場でサクッと行ける「東京都現代美術館」で開催中の展示をご紹介します。アイスランド系デンマーク人のアーティスト、オラファー・エリアソンの「ときに川は橋となる」という、日本では10年ぶりに行われた個展です。
「ときに川は橋となる」というのは、まだ明確になっていないことや目に見えないものが確かに見えるようになる、という物事の見方の根本的なシフトを意味しているそうです。今回の展覧会では彼の代表作を含む、日本で初めて公開されるたくさんの作品が展示されていましたよ!
自然現象を利用したインスタレーション
上から降らせた霧がライトの明かりによって、見え方が変わるアート作品です。近くに行けば行くほど、くっきりとした虹が見えました。みなさんにはどんな形に見えるでしょうか?
こちらは水と光の動きを利用したインスタレーション。この個展で初公開となる新作で、展覧会のタイトルにもなっています。水のゆらぎがスクリーンに映るのが美しく、ぜひ生で体感してほしいアートです。
光と影がつくる世界
こちらの部屋は、中央のオブジェからさまざまな色の光や影が広がり、とても幻想的で綺麗でした。
カラフルな円盤が回転し、影となって壁を彩る作品。一見シンプルに見えますが、視点を変えるといろいろな色や形に変化して見えたり、思わず写真を撮りたくなる作品でした。
氷で描かれた水墨画
そして、すごく好みだった水彩画。実は、紙の上で溶けていく氷河の水と絵の具で描かれているそうです。その神秘的な描写と淡い色使いに、見ていて心が落ち着きます。
いかがでしたか?
一部ですが、印象的だった作品をご紹介しました。他にも、環境問題に向き合った新素材の紹介や、20年に渡り撮影されてきたアイスランドの写真なども展示されていました。
また東京都現代美術館の地下にあるレストラン「100本のスプーン」のラザニアがおいしいので、そちらもおすすめ!(笑)9月27日まで開催しているので、ぜひ行って見てくださいね。
■オラファー・エリアソン ときに川は橋となる
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
会期:~2020年9月27日(日)まで
休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般 1,400 円
※そのほか詳細、開館情報は公式ホームページをご確認ください