地元民に聞きました! 冬こそ行きたい、佐世保の見所巡り
寒くなるとつい旅から足が遠のきますが、冬だからこそ出会える味覚や景色があるわけで。そんな冬ならではの楽しみを体験すべく、佐世保の地元の方にご案内いただいたおすすめスポットを紹介します。
目次
リアス海岸と208の島が生み出す絶景を一望できる「九十九島(くじゅうくしま)観光公園」
九十九島観光公園は2021年の3月にオープンしたばかりの新しい施設。佐世保を代表する観光スポットでもある九十九島を大パノラマで見渡せます。
九十九島は、複雑に入り組んだリアス海岸と208の島々が浮かぶ海。『世界で最も美しい湾クラブ』にも認定されているそうです。「九十九島は自然のままの海岸が残されていて、多くの水生生物や、絶滅危惧種のハヤブサ、準絶滅危惧種のミサゴといった数多くの野鳥も生息している命の宝庫なんです」と本多さん。九十九島を眺めるなら、写真のように青い海を見渡せる昼間の景色も気持ちがいいですが、おすすめは夕景。
こちらは、九十九島観光公園から車ですぐのところにある「展海峰(てんかいほう)」からの景色。空気が澄んでいる冬の時期はより一層綺麗に見えるはずです。他にも九十九島八景という、絶景スポットが展海峰を含め8か所点在しているので、いろんな角度で島を眺めてみるのもおもしろそうです。
また、毎年2~3月には鶴がV字編隊を組んで飛んでいく「ツルの北帰行」も観察できるとあり、ぜひ冬に訪れたい絶景です。
九十九島観光公園
住所/佐世保市野崎町1746
営業時間/8:00~20:00(3月~9月)、8:00~19:00(10月~2月)
展海峰
住所/佐世保市下船越町399
旨味凝縮! 冬の名物「九十九島かき」に舌鼓
佐世保バーガーやレモンステーキなど、佐世保グルメといえばお肉の印象もありますが、港町だけあり、もちろん新鮮な魚介類も豊富。その代表ともいえるのが「九十九島かき」。本多さんも「スーパーで買って自宅でもよく食べますね」と、地元民に愛されている味です。この牡蠣も今の時期が旬とのことで、いざ実食に。向かった先は、九十九島かきをトップブランドに躍進させた「マルモ水産」。車を止めて歩くこと約100メートル。お店ののぼりが見えてきますが、おもしろいのがその立地。
海上イカダのうえに建てられた小屋で、まるで海にぽつんと浮かんだような佇まいの牡蠣小屋。海のうえで、新鮮魚介類を楽しめる、とても贅沢な時間が過ごせます。
写真は、九十九島セット(殻付き牡蠣1kg、牡蠣チャウダー、かき炙り笹めし)1700円。身は小ぶりながらも、海の滋養をぎゅっと含んでおり濃厚な味わいが楽しめます。他にも、色鮮やかな貝殻が特長の「ヒオウギ貝」(1個大310円、中210円)も今が旬です。
どうでしょうか? 食べたくなったら、今すぐ出発!
マルモ水産 九十九島海上かき小屋
住所/佐世保市船越町944
営業時間/8:00~17:00(OS16:00)
休/不定休
時間があれば、もうひと足延ばして島巡り!
九十九島にあり、佐世保から船で揺られること約50分の場所にある離島・黒島も一度は行っておきたい場所。世界文化遺産の登録も受けた「黒島の集落」巡りが、この冬さらに快適になりました。2021年12月から、電動低速で公道を走る「グリーンスローモビリティ」を導入。島内には公共機関がないため、観光には電動レンタサイクルや電動スクーターが便利ですが、これによりさらに快適な観光が可能に。ぜひこの機会に足を延ばしてみてください。
旅色では、日本全国に足を運んでまだまだ知られていないローカル情報を発信しています。ぜひ、チェックしてみてください。海外にいけない今だからこそ、日本のいろんな土地に足を運んでみましょう。