Special Interview Mayu Miyamoto
Special Interview 宮本茉由
話題作への出演が続き、俳優としてモデルとして活躍する宮本茉由さんは「山梨県とはご縁がある」そう。その山梨県の真ん中にある甲府市を訪れて自然のパワーを全身に浴びるうちに、笑顔がどんどんパワーアップ。「癒し旅になった」という甲府の旅を振り返りながらいつもの旅のこだわりも聞きました。撮影/山田大輔 ヘアメイク/石川美幸 スタイリング/後藤仁子 文/川口裕子(クレア)

山梨や甲府にご縁があるそうですね。

初めて主演を務めさせていただいた映画のロケで滞在して以来、お仕事で度々訪れています。山梨には今年だけでも7~8回は来ているんじゃないかな。甲府市は、甲州夢小路のように昔の風情が感じられる場所があったり、自然を身近に感じられたり、「歩いているだけで、癒される街」という印象があります。

今回の旅で印象深い場所はどこですか?

山梨ジュエリーミュージアムは、研磨体験が楽しかったです。磨くうちにどんどん輝きが出てくるのが面白くて、夢中になりました。私は「ブルーレースアゲート」という石を磨いたのですが、石の持つ意味を調べたら、ヒーリング効果があるそうなんです。今回は“癒され旅”だと感じていたので、こんなところにも現れてきているとハッとしました。

かつては水晶の産地だった甲府市には 何か特別なエネルギーが あるのかもしれません かつては水晶の産地だった甲府市には 何か特別なエネルギーが あるのかもしれません

昇仙峡でも、
とてもリラックスされているように見えました。

昇仙峡はパワースポットの宝庫でした。大自然に身を委ねるだけでも癒されますが、弥三郎岳は岩場だったせいか、とてもパワフルな場所だと感じました。かつて昇仙峡一帯は水晶の産地だったということもあって、何か特別なエネルギーがあるのかもしれませんね。ロープウェイだと、迫り来る山をパノラマで眺めながら5分ほどで頂上近くまで行けましたが、いつか自分の足でも登ってみたいです。下山したあとに立ち寄った仙娥滝も水しぶきが感じられて心地よい場所でした。マイナスイオンを全身に浴びて、気持ちをリフレッシュできました。

甲府市のグルメはいかがでしたか?

甲府にはおいしいものがたくさんありますね。わたしはレバーが好きなので、甲府鳥もつ煮はお箸が止まりませんでした。甘辛いタレが絶品で、もつが苦手な人でも食べられるんじゃないかな。ほうとうもおいしかったです。歯応えがあるのに、味が染みこんでいました。それから、桃やブドウをいただきましたが、さすがフルーツ王国! 甘くて、みずみずしくて、ぜいたくな気分になります。お土産に買いました。

サドヤワイナリーも楽しまれていましたね。

白ワインがすごく好きなんです。ワイナリー見学では一歩足を踏み入れてから、ずっとワインの香りが漂っていて、とにかく幸せでした。ワイナリーにはなかなか足を運べないですし、さらに100年以上もの長い歴史のある場所を見学させていただけて、静謐な空間で、歴史の重みと作り手の愛情と共に、ワインが眠っているんだなと思うと感動しました。

たとえ機会を逃しても、 「また来よう」と未来へと楽しみが続くのも、 旅の素晴らしさだと思います たとえ機会を逃しても、 「また来よう」と未来へと楽しみが続くのも、 旅の素晴らしさだと思います

甲府市のふるさと納税の返礼品のなかでも、
ワインやフルーツは人気なんですよ。

そうなんですね! フルーツやワインは、ふるさと納税で手に入れるという方法もありますね。甲府市のふるさと納税には、ジュエリーもあると聞きました。今年のふるさと納税では、甲府市をしっかりチェックしてみます。

常磐ホテルはいかがでしたか?

お部屋もお料理も温泉も、何もかもが素晴らしかったです。撮影した庭園もとても美しかったですね。露天風呂では自然と自分が一体になったような気分でゆっくり寛ぐことができました。

ワンピース50,600円(ヴェルニカ|ヴェルニカ ルーム03-6323-9908)、イヤリング48,400円、ピアスチャーム23,100円(共にアガット0800-500-5000)、バッグ36,300円(アントネッロ テッデ|オーガスト03-6434-1239)、その他(スタイリスト私物)

今回の旅では、お母様から大事な使命を与えられたとか?

塾の先生をしていた母の合格祈願は、戦国最強と呼ばれる騎馬軍団を率いた武田信玄公、一択だったので、ずっと武田神社でお守りをいただいていました。今回は過去に母がいただいたお守りを、お礼を言って武田神社に納めてきてほしいと頼まれたんです。

宮本さんも旅先で神社に行かれますか?

ふと出会った神社には、よく立ち寄ります。「健康にお仕事や旅ができて、今日という日にこちらに足を運べてありがとうございます」とお礼をするようにしています。

宮本さんは普段どんな旅をしていますか?

旅の目的はあまり決めず、心の赴くままにゆったり過ごします。だから帰ってきてから「あのお店に行った?」「あれは食べた?」と情報が入ってくることが多いんです(笑)。そうしたらまた次の機会を作って、旅しようって思えますし、そうやって未来へと楽しみが続くのも、旅の素晴らしさだと思います。

必ず旅に持っていくものはありますか?

スマホで手軽にきれいに撮影するのも好きなのですが、15年前くらいの少し古いコンパクトデジタルカメラで撮影すると、味のある写真が撮れるので、気に入っています。あとは羽織りもの。季節を問わず、少しかっちりしたきれいめの羽織りものを、一枚必ず用意していきます。タンクトップの上から羽織ってもさまになるので、今回お世話になった常磐ホテルさんやいいレストランに行こうと思い立った時にも重宝します。

ニットビスチェ付トップス19,800円、スカート19,250円(AMERI|Ameri VINTAGE 03-6712-7965)、イヤリング27,500円、ピアスチャーム20,900円(アガット0800-500-5000)、バッグ36,300円(アントネッロ テッデ|オーガスト03-6434-1239)、靴(スタイリスト私物)

宮本茉由
宮本茉由 Mayu Miyamoto
Profile
1995年生まれ、秋田県出身。2016年「第1回ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞を受賞。2017年より雑誌『CanCam』の専属モデルを務め、2023年1月号で表紙を飾り卒業。その後も『VoCE』『美人百花』『andGIRL』などでモデルとして活躍。2018年には『リーガルⅤ~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)で俳優としてデビュー。『監察医朝顔』シリーズ(フジテレビ系)、『大病院占拠』『新空港占拠』(共に日本テレビ系)など話題作にレギュラー出演し、2024年4月クールのドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱』(テレビ朝日系)では初ヒロインを務めた。2022年には山梨県が舞台の太宰治「斜陽」執筆75周年記念映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』に主演。趣味はクラシックバレエ・映画鑑賞・写真を撮ること。