紺碧の海と色とりどりのサンゴ礁に心を奪われる大月町は夏の旅先として選ばれがちですが、秋冬にもお楽しみがたくさん。涼しい季節だからこそ出会える美しい景色や旬のグルメを紹介します。
紺碧の海と色とりどりのサンゴ礁に心を奪われる大月町は夏の旅先として選ばれがちですが、秋冬にもお楽しみがたくさん。涼しい季節だからこそ出会える美しい景色や旬のグルメを紹介します。
大月町のほぼ中央にある頭集地区は、遅咲きのひまわりが有名。毎年、地元の農家さんが10月〜11月に見頃を迎えるように、約5万本ものひまわりを育てています。頭集郵便局の近く、のぼりが出ている細い道を進んだ先にあるので、目印ののぼりを探しながら向かってください。大洞山の風車とひまわりを同時に眺められるのは秋だけ。空が高く青が濃い夏空ではなく、やわらかいブルーの秋空と鮮やかな黄色のひまわりのコントラストが新鮮です。
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住所/高知県幡多郡大月町頭集
時期/10〜11月
毎年12月上旬~1月上旬になると「道の駅ふれあいパーク大月」に約5万個のイルミネーションが灯ります。英語で「サンゴ」を意味する言葉「コーラル」から名付けられた「コーラルイルミネーション」。大月の海をイメージしたブルーやホワイトの光の絨毯や、イルカやウミガメ、タツノオトシゴなどをかたどったものがあり、光の中を歩いていると、海中を散歩しているような幻想的な気分に浸れます。期間中17:00~22:00の点灯ですが、大みそかは夜間も点灯し、翌朝まで楽しめます。
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開催場所/高知県幡多郡大月町弘見2610(道の駅ふれあいパーク大月)
開催期間/毎年12月上旬〜1月上旬
開催時間/17:00〜22:00
毎年1月2日、大月町古満目で行われている「水浴びせ」。1662年、大火に襲われたのを機に、防火の神様である愛宕神社を勧請したことからはじまった伝統行事です。浴衣姿の若者たちが、杯を交わすなどの神事を行った後、春日神社の鳥居前やそのほか複数の場所で、バケツに入った海水をかけられながら、地区の安泰を祈願します。若者たちが寒さに耐えながら海水を浴びるたびに、見守る住民から激励の拍手が送られます。地区外からはめずらしいお祭りを目当てに撮影にやってくる人も多くいます。
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住所/高知県幡多郡大月町古満目
電話/0880-73-1181(大月町役場まちづくり推進課)
開催日/毎年1月2日
皮が赤紅色、中が橙色のサツマイモ「紅ハヤト」。これを収穫後、1ヶ月ほど寝かせて熟成させてから皮を2度剥きして、釜で水といっしょに4~5時間煮込み、2週間ほど天日干しした干し芋が「ひがしやま」です。じっくり時間をかけて干しているため、芋本来の甘さがギュッと凝縮されていて、噛むほどに甘みがじんわり広がります。材料はサツマイモと水だけ。シンプルだからこそ飽きが来ず、幅広い世代に愛されている素朴な郷土菓子です。
サンゴが群生する美しい宿毛(すくも)湾で、マグロのプロがえさの調達から養殖、加工、保管、出荷まで手掛けた「大月産本マグロ」。黒潮が流れ込む外海に設けた深く大きな生け簑で、近海のアジやサバ、イワシなどの新鮮な生き餌を食べながら2年かけて成長します。天然マグロを超える旨みと風味で「全国養殖クロマグロ品評会」では最優秀賞を受賞。料理人にも高く評価されています。毎年11月に行われるマグロまつりでは、大月産本マグロの切り身や丼を販売しているのでぜひ足を運んでください。
取材協力
高知県大月町
編集長
播磨雄介
編集
福田桃子
アドバタイジング
堀 可奈子
デザイナー
中村 綾(ヒストリアル)
HTMLコーダー
ヒストリアル
発行人
井上秀嗣
発行元
株式会社ブランジスタメディア
東京都渋谷区桜丘町20番4号
03-6415-1183