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伊佐よかもん案内

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山々に囲まれた盆地の地形である伊佐市には、豊かな自然が育んだおいしいものが多数あります。黒豚、芋焼酎、伊佐米の三大名産品をはじめ、伊佐市ならではの逸品は市内の飲食店で味わえるほか、「ふるさと納税」を利用して自宅で楽しむことも。地元の方におすすめの“よかもん”(よいもの)を教えてもらい、作り手のこだわりやおいしさの秘密を生産者さんに伺いました。

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おいしさの秘密は独自の飼育方法と血統 黒豚
伊佐市職員 弓指さん

伊佐市職員
弓指さん

約400年前に琉球から移入した黒豚と、イギリスから導入されたバークシャー種を交配させたのが「かごしま黒豚」。出荷前の2か月間、黒豚にエサとしてサツマイモを与えるのが特徴で、ほんのり甘く、あっさりとした脂身が最大の魅力です。昭和35(1960)年創業の沖田黒豚牧場は、丘の上にある放牧場。3代目の沖田さんは、「創業以来守ってきた血統の黒豚に、サツマイモや麦、米ぬか、大豆かすなどを独自配合したエサを与えています。それにより全くくどくない、さっぱりとした脂身になるんです」と胸を張ります。

おいしさの秘密は独自の飼育方法と血統 黒豚
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牧場の地形も黒豚の味に大きく影響しているそう。「ここは標高約280mの“天空の牧場”。高低差のある斜面で豚を放牧しているので、普通の飼育方法と比べて運動量が非常に多いんです。そのため筋繊維が細かくなり、歯切れのいい肉質になります」と沖田さん。さらに寒暖差が大きく、メリハリのある伊佐市の気候が、たくましい黒豚を育てると言います。「しっかりとした歯ごたえと味わいで、いくらでも食べられますよ」と太鼓判を押します。

[DATA]
沖田黒豚牧場 牧場民宿レストラン「和―のどかー」
住所/伊佐市大口田代1558-66 電話/0995-28-2098
沖田黒豚直売所
住所/伊佐市大口田代1916 電話/0995-28-2408

沖田黒豚牧場 牧場民宿レストラン「和―のどかー」

生産者:沖田黒豚牧場 沖田大作さん

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水と気候に恵まれた伊佐の名産 芋焼酎
伊佐市職員 原田さん

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原田さん

県下最大の川内川が流れる水郷の町・伊佐市は芋焼酎の名産地。朝晩の気温差が大きい内陸性気候が、焼酎造りに最適といわれています。市内には、黒麹仕込みで知られる「黒伊佐錦」の大口酒造、プレミアム焼酎の先駆け「伊佐美」の甲斐商店、高品質・少量生産で知られる「伊佐大泉」の大山酒造と、3社の酒造所があります。大山酒造の大山さんは「伊佐は“焼酎”という言葉が確認された日本最古の地。鹿児島にサツマイモが伝来してからは芋焼酎が主流になりました。薩摩の人たちは芋焼酎のおいしさに魅了されてしまったんでしょうね」と笑います。大山酒造ではサツマイモの品種にもこだわり、複数の品種をブレンドしています。

水と気候に恵まれた伊佐の名産 芋焼酎
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「作り方は、室屋という作業部屋で昔ながらの手作り。麹菌をつけた米を、丁寧に手で混ぜて均一にする。地道な作業ですが、オートメーションにはないよさがありますよ」と大山さん。少人数体制だからこそ、アイデアをすぐに商品に反映できるのも大きな強みです。「最近のヒット商品は“ペロペロ”。もったいなくて、なめるみたいにちびちび飲んでしまうくらいおいしいから」。若手ならではのユニークな発想で、伊佐の焼酎造りの次世代を担います。

[DATA]
大山酒造
住所/伊佐市菱刈荒田3476
電話/0995-26-0055
HP/http://isadaisen.jp/

大山酒造

生産者:大山酒造 大山大我さん

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県内一の生産量を誇る「薩摩の米蔵」 伊佐米
伊佐市職員 若宮さん

伊佐市職員
若宮さん

伊佐は県内随一の米どころ。四方を山に囲まれていることによる豊富な水脈と、盆地の気候がおいしいお米を作ります。「伊佐は“鹿児島の北海道”といわれるほど朝晩の寒暖差があり、その差は新潟県魚沼市と同じくらい。稲穂の登熟(とうじゅく)期である9月頃から朝晩ぐっと冷え込むことで、多くのデンプンを蓄えることができます」と語るのは、Farm-Kの亀割さん。無化学肥料を使い、農薬の量を県の基準の50%以下に抑えた特別栽培米を栽培しています。「極力、農薬を使わないので少量生産。だけど味には自信がありますよ」。

県内一の生産量を誇る「薩摩の米蔵」 伊佐米
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「伊佐のお米の最大の特徴は、粘りがあるところ。だから冷めてもおいしいんです。特に新米は、甘みも香りも抜群ですね」と自信をのぞかせます。「私のお米を食べた方から、おいしかったと電話をいただいたりすることが、一番のやりがいです」と笑顔で教えてくれました。市内の6つの飲食店では、土鍋や釜で炊き上げたお米が主役の「伊佐米膳」を提供。伊佐の旬の食材を使った9品の料理とともに、炊きたての伊佐米を味わうことができます。

[DATA]
Farm-K(ファームケー)
住所/伊佐市菱刈南浦2538-1
電話/0995-26-5118

Farm-K(ファームケー)

生産者:Farm-K 亀割浩介さん

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料理にも使える体に優しいシロップ 米飴
伊佐市職員 中村さん

伊佐市職員
中村さん

のど飴として古くから親しまれていたという「米飴」は、お米を麦芽で糖化させた昔ながらの甘味料。100%伊佐市産のもち米と有機麦芽のみで作られ、ほんのり優しい甘さ&とろりとやわらかい口当たりが魅力です。その米飴を使ったご当地ドリンク「イサイダー」も大人気。炭酸で割ったスタンダードなイサイダーのほか、スパイスや柑橘類をプラスしたイサイダー コーラ、キリッと爽やかなイサイダー ジンジャーと、バリエーションも豊富です。

料理にも使える体に優しいシロップ 米飴

イサイダーは
市内の飲食店で提供

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一度は食べたい高級ブランド和牛! 伊佐牛
伊佐市職員 永里さん

伊佐市職員
永里さん

鹿児島県といえば黒豚ですが、実は伊佐市は黒毛和牛も有名。伊佐市のブランド牛「伊佐牛」は、長年にわたる品種改良により生まれた優秀な血統の黒毛和種です。大麦を中心とした飼料で飼育され、最高の状態で出荷しています。さらに「伊佐牛」のブランドを名乗れるのは、A4ランク以上の和牛のみです。美しい霜降りの肉は、きめ細やかで風味豊か。口に入れるとまるでとろけるようなやわらかさで、旨味が口の中であふれ出します。

一度は食べたい高級ブランド和牛! 伊佐牛

年間出荷頭数は300頭

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お持たせの定番といえばコレ チーズサンド
伊佐市職員 有村さん

伊佐市職員
有村さん

40年以上のロングセラー商品「チーズサンド」は、ふわふわ&しっとりのブッセ生地で、ほんのり塩気の効いたチーズバタークリームをサンドした、飽きのこない食べやすいスイーツです。製造販売しているのは、伊佐市で創業以来65年以上続く老舗菓子店「新富大生堂」。地元の方にお話を聞くと「手土産といえば新富大生堂のチーズサンド」と答えが返ってくるほど、大切な人への手土産にぴったりのナンバーワンスイーツです。冷凍クール便でのお取り寄せも人気とのこと。

[DATA]
新富大生堂
住所/伊佐市大口元町19-5
電話/0995-22-0828

お持たせの定番といえばコレ チーズサンド

チーズサンドは
1個(132円)からでも
購入可能

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よかもん”のある暮らし

豊かな自然の恵みと、そこで暮らす人々の思いや手仕事を感じられる、伊佐市の“よかもん”。口にすると、伊佐の心地よい風を感じられます。これらはお取り寄せだけでなく、ふるさと納税の返礼品にもなっていますので、旅の続きは是非ご自宅で。

伊佐市のホームページ
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上白石萌歌が1泊2日でいく 伊佐市、日本の原風景を訪ねる旅

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